経営学
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「十」章は、「”天皇”が率いるチーム」と題されています。 ここで「天皇」というのは、西武ライオンズのオーナーだった堤義明氏を指します。 この章は、…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 日本の長時間労働については、次のように描かれています。 日本の若者の多くは、自分が努力家だとか協調性のある人物だというようなレッテルを貼られるこ…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 落合博満選手(当時)とともに、野球界の「新人類」として紹介されているのは、ジャイアンツの江川卓投手(当時)です。 ホワイティングは、旧世代と「新…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「九」章では、古い日本流のやり方に反旗を翻した、新しい世代の日本人選手が紹介されています。 最初に、1980年代から活躍した落合博満選手の、次のよう…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「七」章では、「ブレイザー」というニックネームで呼ばれたアメリカ人監督のドン・ブラッシングゲームと、日本人との確執が描かれています。 ブラッシン…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第8回は、「仕事の心理は男女で違う? インポスター症候群、成功への恐怖、女王蜂症候群」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 記事では省略…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第7回は、「なぜ、日本の企業は姿を消した? 身近な商品の世界シェア」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 ⇒「経営学」の記事一覧はこちら。…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第6回は、「なぜ、モスバーガーはマクドナルドの3倍の値段で売れた?」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 記事では参照資料が省略されてい…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第5回は、「なぜ、マクドナルドはハンバーガーを59円で売れた? コスト・リーダーシップ戦略」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 記事では…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第4回は、「星野社長のキャリアを変えた経営理論 ポーターの競争戦略」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 記事では参照資料が省略されてい…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第3回は、「高級ホテルでも原価は1000円以下? 限界費用」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 記事では参照資料が省略されているので、補足…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第2回は、「仕事のデキる人が考えていること 選択と費用対効果」という話です。 zuuonline.com よろしければぜひ、ご一読ください。 少しだけ、補足をしておきます。 ノー…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、著書の内容が紹介されています。 第1回は、経済学者のヴェブレンが『有閑階級の理論』で考えた「見せびらかし消費」(conspicuous consumption)について。 動物の「求愛ディスプレー」(courtship display、…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 日本人とアメリカ人の、仕事観・人生観の違いについては、つぎのエピソードによく表れているように思います。 1986年、ブーマー・ウエルズが、3月の終わ…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 日本とアメリカの文化や常識の違いについては、次のようなエピソードが紹介されています。 読者のみなさんは、ここに描かれる日本とアメリカ、どちらの感…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 日本の精神主義・プロセス主義・集団主義と、これに対するアメリカ人の個人主義・成果主義については、次のように描かれています。 日本の野球選手は、肉…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 以前の記事でも紹介したのですが、パーソル総合研究所が2019年に行った「日本で働く外国人材の就業実態・意識調査」(https://rc.persol-group.co.jp/new…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「二」章では、「現在まで日本人の野球観に多大な影響を与え続けた」という飛田穂洲の哲学が紹介されます。 彼は、1919年~1925年まで早稲田大学野球部の…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「一」章は、ボブ・ホーナーの次の言葉ではじまります。 ホーナーは、当時のメジャー・リーグのオールスター選手でした。 ヤクルト・スワローズと契約し…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年)の原著は、バブル絶頂期の1989年に出版されました。 野球を通じて、日本とアメリカの文化の違いや軋轢を描いた名著です。 玉木正之さんの翻訳もみごとで、これほど自…
著書の11-5で、「日本の生産性はなぜ低いのか」ということを考えました。いろいろな要因があるのだと思いますが、「文化」の問題もあるのかもしれません。 「生産性」や「効率」というのは「費用対効果」、つまり「費用」に対する「効果」の大きさです。費用…
詳細は決まっていないのですが、次の著書は「マーケティング」をテーマにする予定です。 私は大学でマーケティングのゼミをとって以来、かれこれ30年以上、マーケティングを学んだり、教えたりしてきました。 専門書から一般向けまで、マーケティングの本も…
今回も、著書のボツネタ(前回のつづき)です。 ***** ②「置く位置を決める」では、頻繁に使うものほど、身体の近く、手の届く場所、最小の時間・距離・動作でとれる場所に置くのが基本です。私の場合は、自分の座るイスを囲むように、パソコン、プリン…
今回も、著書のボツネタ(前回のつづき)です。 ***** 整理・整頓のコツは3つあります。①「モノを減らす」、②「置く位置を決める」、③「使ったものはもとへ戻す」ということです。 ①「モノを減らす」ですが、モノが多いほど、整理・整頓して収納するの…
今回は、著書のボツネタから。 時間管理の話ですが、紙幅の関係で削ることになりました。 ***** 今度は、時間について考えてみましょう。ドラッカーは次のように書いています。 成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロ…
著書の9-4では、アダム・スミスの『国富論』を引用して、「交換」と「分業・専門化」の話をしました。 教科書で『国富論』の名前を知ってはいても、実際に読んだことのある人は、あまりいないのではないでしょうか。 著書ではあまり多くを紹介できませんでし…
最近、「FIRE」という言葉をよく耳にします。 「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとったもので、「経済的に自立して、早くリタイアしよう」というものです。 簡単にいえば、「早くお金を貯めて、好きなことをする自由を手に入れよう」とい…
著書の8-12~8-14で、『TEAM OF TEAMS』という本の内容を紹介しました。 紙幅の関係で、著書では大幅にカットせざるを得なかったのですが、とても重要なことがわかりやすく書かれているので、ここでは少し長めに引用しておきます。 ***** 2003年から200…
今回も、著書のボツネタから。 前回の続きとして読んでいただければと思います。 機能別組織と事業部制組織は、伝統的な経営学の教科書には必ず出てくるようなトピックスです。 ただ、少々込み入った話になってしまい、現代の組織の説明としては古くなってき…
今回も、著書のボツネタから。 前回の「組織(ヒエラルキー)か、市場か」という話の続きです。 これも重要なトピックスではありますが、やや専門的で難しくなってしまったように思えて、最終的には削りました。 ***** このように、「組織」(ヒエラル…