(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜ、改革は難しい?(2)「組織の惰性」「現状維持バイアス」

2017年までアメリカ大統領だったオバマ(Barack Obama)氏が、2008年の大統領選挙で掲げたキャッチ・フレーズは「Change」(変革)でした。 しかし、実際に組織を変えるのは、かなり難しいようです。 組織がなかなか変われないことを、比喩的に「組織の惰性…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(4)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(28)ホイアン

週末のCofee Breakです。 この日は朝の飛行機で香港を出て、ダナン、ホイアンと移動してきました。 さすがに疲れてきて、そろそろ街歩きを終えようかと思い始めました。 「102 Nguyen Thai Hoc」のあたり。 「110 Nguyen Thai Hoc」のあたり。 上の写真のあ…

なぜ、改革は難しい?(1)「スイッチング・コスト」「Jカーブ効果」

前回と前々回は、「旧い制度や技術での成功者(先進国やトップ企業)が、新しい潮流に乗り遅れ、後発者(発展途上国や新興企業)に追い抜かれる」という「リープフロッグ」や「イノベーションのジレンマ」の話をしました。 旧いやり方に慣れ親しみ、そこで地…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(3)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(27)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都、ホイアンの長い夜。 色とりどりのランタンを眺めて、お店からお店へ。 「66 Nguyen Thai Hoc」のあたり。 今度は、グエン・タイ・ホック通り(Nguyen Thai Hoc)を西へ歩きます。 「75 Nguyen Thai Hoc」のあたり。…

なぜ「老害」が起こる?(2)「イノベーションのジレンマ」

前回の「リープフロッグ」と同じようなことが、ビジネスの世界では「イノベーションのジレンマ」(innovator's dilemma)として知られます。 簡単にいえば、「旧い技術での成功者が、新しい技術への移行に乗り遅れて衰退する」ということです。 旧い技術で優…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(2)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(26)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都ホイアンの大晦日、ランタン祭りの長い夜。 多くのお店で、名物のランタンが売られています。 気軽に買えるお値段です(日本円にして数百円くらいから)。 「113 Tran Phu」のあたり。 美しいランタンに見惚れながら…

なぜ「老害」が起こる?(1)「リープフロッグ」

前回は、環境の変化が速くなり、古い知識はどんどん時代遅れになり(知識の陳腐化)、学び続けなければ生き残れない、大変な時代になったという話をしました。 最近「老害」という言葉をよく聞くようになりましたが、これは上の話と関係があるのかもしれませ…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(1)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(25)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都ホイアン、ランタン祭りの夜。 「日本橋」(来遠橋)のあたりから、チャン・フー(Tran Phu)通りを東へ歩きます。 「143 Tran Phu」まで歩くと、「ヴィン・フン・ホテル」(Vinh Hung 1 Heritage Hotel)がありまし…