週末のCofee Breakです。
「日本橋」(来遠橋)のあたりから、チャン・フー(Tran Phu)通りを東へ歩きます。
「143 Tran Phu」まで歩くと、「ヴィン・フン・ホテル」(Vinh Hung 1 Heritage Hotel)がありました。
沢木耕太郎さんは『一号線を北上せよ』に描かれた2002年の旅で、このホテルに泊まったようです。
沢木さんは次のように書いています。
ホイアンは街全体が暗かった。街路だけでなく、建物の中も薄暗い。ヴァンで連れていかれたホテルも暗かったが、フロントで訊ねると、それがホイアン一のホテルなのだという。
「このホテルはヴィンフンといって、ホイアンに二軒あります。ここは新しいヨーロピアン・スタイルのヴィンフン、古いのはチャイニーズ・スタイルでここより少し安くなっています」
私はチャイニーズ風ということより、ここより安いという言葉に惹かれ、もう一軒のヴィンフンに案内してもらうことにした。たったひとりでまたそのヴァンに乗せられたが、目的のホテルに着くだいぶ手前で降ろされてしまった。チャイニーズ風のヴィンフンがあるところは、歴史的なオールド・タウンなので、車では入れないことになっているのだという。疲れた体にバックパックが重く感じられるようになっていたが、それを聞いて私は嬉しくなった。まるでヴェネチアのようではないか。
(沢木耕太郎『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』講談社文庫2006年、p.151-152)
ヴィン・フン・ホテルの向かいのお店。
お店を眺めながら、チャン・フー通りをさらに東へ。
「117 Tran Phu」のあたり。
⇒「写真紀行」の記事一覧はこちら。
⇒ ブログの概要(トップ・ページ)はこちら。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「宣伝会議」さまの実践講座に登壇しました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」にノミネートされました。
◆ ライザップの瀬戸健社長が、『週刊文春』で書評をお書きくださいました(2021年10月28日号、p.121)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」【内容紹介】
◆ 「二子玉川 蔦屋家電」さまで、マーケティングの月間ランキング1位になりました(2022年5月、6月、9月)。
◆ 『日刊工業新聞』さまに書評が掲載されました(2022年2月7日)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」【内容紹介】
◆ 『PRESIDENT』2023年2.17号の「職場の心理学」のコーナーで、「絶対に失敗が許されない人の「意思決定力」養成法」と題した著者の記事が掲載されました(p.106-109)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆