北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
コーキ お互いに忙しかったりで、かなり間が空いてしまったけど、クラシック音楽の談義を再開しようか。
アサリ 今回からは、モーツァルトの交響曲40番だね。
いよいよ、というかようやく古典派の話になって、とても楽しみ。
コーキ まずは、楽曲について語ろうか。
アサリに解説してもらう前に、今回も生成AIに聞いてみよう。
Google Geminiに「モーツァルトの交響曲40番の魅力を教えて」と尋ねると、次のように答えてくれた。
*****
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの交響曲第40番 ト短調 K. 550は、彼が生涯で遺した約50曲の交響曲の中でわずか2曲しか存在しない「短調の交響曲」(もう1曲は17歳の頃に書いた第25番)の筆頭であり、モーツァルトの最高傑作のひとつとして世界中で愛されています。
1. 「哀しみは疾走する」――流麗で切ないト短調の美
文芸評論家の小林秀雄が著書『モーツァルト』の中で「モーツァルトの哀しみは疾走する」と評したように、この曲の哀愁は重苦しく停滞することがありません。
第1楽章の冒頭、ヴィオラが刻む不穏で静かな刻みの上を、第1ヴァイオリンが切なく繊細なメロディを滑り出すように奏でます。暗い悲哀を抱えながらもどこか軽やかで優美に駆け抜けるこの旋律は、一度聴いたら忘れられない強い中毒性を持っています。
2. 古典派の形式美とロマン派的な情念の融合
モーツァルトの作品はソナタ形式などの端整な古典派の枠組みを守りつつも、この第40番では不協和音や半音階(旋律が半音刻みで上下すること)が大胆に使われています。
厳密な美しさを保ちながらも、その内側からあふれでる内面的な葛藤や緊迫感は、のちのベートーヴェンやシューベルトといったロマン派音楽の登場を予感させます。
3. クラリネットがもたらす豊かな音色
交響曲第40番には、クラリネットが含まれない「初稿」と、後からクラリネット2本を追加してオーボエのパートを書き換えた「改訂稿」の2つのバージョンが存在します。現在広く演奏される改訂稿では、クラリネットの持つ温かくも陰りのある音色が弦楽器や他の木管楽器と溶け合い、楽曲の感情のひだをより深く表現しています。
4. 全4楽章で描かれる緊迫のドラマ
第1楽章 Allegro molto
有名な第1主題で始まる疾走感あふれる楽章。
途中の展開部で見せる激しい転調やポリフォニー(多声道)の交錯は圧巻です。
第2楽章 Andante
変ホ長調の穏やかな楽章ですが、優しさの裏にたびたび短い休符や不穏な転調が挿入され、心の揺れ動きを感じさせます。
第3楽章 Menuetto: Allegretto
宮廷風の優雅な舞曲(メヌエット)とは対照的に、ポリフォニックでゴツゴツとした力強いト短調の主部と、長調で書かれた牧歌的で平和な「トリオ(中間部)」の対比が鮮やかです。
第4楽章 Allegro assai
垂直に跳躍する強烈な主題で始まるフィナーレ。展開部では十二音技法を予感させるような激しい転調と対位法が繰り広げられ、圧倒的な緊張感のままクライマックスへと突き進みます。
1788年の夏、モーツァルトはわずか約1か月半という驚異的な短期間で「第39番(変ホ長調)」「第40番(ト短調)」「第41番『ジュピター』(ハ長調)」という三大交響曲を書き上げました。
その中央に位置する第40番は、天真爛漫さの裏にあるモーツァルトの寂寥や孤高の天才性が最も色濃く表れた一曲です。
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コーキ およそどんなことを尋ねても一瞬で答えを返してくれる生成AIは、なんとも空恐ろしいね。
次回は、アサリに補足をお願いしようか。
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