(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

経営学の名著を読む ファヨール(4)

H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(8)~(10)を紹介します(p.53~69)。 ファヨールがすでにヒエラルキーの欠点をよく認識していて、分権化についても言及してい…

ヨーロッパ鉄道紀行(32) ブルージュ ~ アムステルダム

週末のCofee Break。 ブルージュを後にして、スキポール空港から帰国すべく、アムステルダムへと向かいました。 日本の列車は時間に正確だと、よくいわれます。 が、スイス、オーストリア、ドイツなど、ここまで旅した国々では、とくに遜色を感じないくらい…

経営学の名著を読む ファヨール(3)

H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(4)~(7)を紹介します。(p.49~53) とくに(4)の「命令一元性の原則」(unity of command、命令の統一)は、ヒエラルキーを…

ヨーロッパ鉄道紀行(31) ブルージュ

週末のCofee Break、今回でブルージュ散歩も終わりです。 ネポムク橋(Nepomucenusbrug)の南側から、北を見た眺め。 運河側から見たビール醸造所(Brewery Bourgogne des Flandres)。 ダイフェル(Dijver)公園のフリーマーケット(Flohmarkt)のあたりか…

経営学の名著を読む ファヨール(2)

H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(1)~(3)を紹介します。(p.43~48) (1)分業の原則 ● 分業は同一の努力でより多くの、より良いものを生み出すようになるこ…

経営学の名著を読む ファヨール(1)

H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 「経営学の名著を読む」と題して、経営学の古典的な名著を紹介していこうと思います。 最初にとりあげるのは、ファヨール(Henri Fayol)が1916年に書いた『産業な…

ヨーロッパ鉄道紀行(30) ブルージュ

週末のCofee Break、朝のブルージュ散歩の続きです。 メー橋(Meebrug)から、東を見た眺め。 ホテル ディエ スワネ(Die Swaene)のあたりから、対岸の眺め。 ローゼンフードの船着き場(Rozenhoedkaai)のあたりから、北西を見た眺め。 ⇒「写真紀行」の記…

読書メモ:『選択の科学』(5)

『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** アイエンガーは個人主義・集団主義と関係のある要因として、「豊かさ」「人口密度」「異文化との接触」「学歴」「年齢」をあげ…

読書メモ:『選択の科学』(4)

『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** 「集団主義」の起源については、次のように書かれています。 個人主義の重視が、一般に啓蒙主義運動を単一の起源とするのに対…

ヨーロッパ鉄道紀行(29) ブルージュ

週末のCofee Breakです。 9日目、この旅も最後の日になりました。 人通りのまだ少ない、朝のブルージュを散歩。 ふたたび、マルクト広場へ。 立ち並ぶギルドハウス。 ブルグ広場。 左が警察署、右は市庁舎です。 市庁舎の近くの橋から、南西を見た眺め。 市…