(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(4)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

アサリ  ムラヴィンスキーの話の続きだけど、レニングラード・フィル創立100周年の記念ライヴ(1983年、ムラヴィンスキーが80歳になる年)もすばらしい。

ムラヴィンスキーの「チャイ5」の録音は、これが最後だと思う。

基本的に、60年盤と83年盤の演奏に大きな違いはない。

前者はキズひとつない完璧な演奏で、たしかに押しつけられるような圧迫感もある。

後者の金管は前者をも凌ぐ迫力で、ライヴならではの緊張感を感じる。

 

コーキ  私は、ムラヴィンスキーの83年ライヴが大好き。

昔のような厳格さはなく、人間味があって明るい。

手綱を緩めて、オケに自由にやらせている。

生命力にあふれて、最高に楽しめる演奏。

どこか懐かしい響きで、味わい深い。

長年の名コンビの、最後の輝きのよう。

 

ムラヴィンスキー指揮、レニングラード・フィル(1983年)のCD裏ジャケット。

 

アサリ  引き続きロシア人の演奏で、今度はスヴェトラーノフ(Yevgeny Svetlanov、1928~2002年)のソヴィエト国立交響楽団

スヴェトラーノフの「チャイ5」は、確認できるだけでも映像を含めて8種類ある。

手兵のソヴィエト国立交響楽団とのスタジオ・ライヴ録音が6種類、あとはスウェーデン放送交響楽団とのライヴ(1977年)と、NHK交響楽団とのライヴ(1997年)。

 

おすすめは、ソヴィエト国立交響楽団との東京ライヴ(1990年、スヴェトラーノフが62歳になる年)。

いわゆるスヴェトラ節が全開で、重戦車のような演奏。

録音もよく、全集としてもすばらしい。

 

コーキ  分厚い低音がずしりと響き、迫力があるね。

力強く、覇気のある、壮大な演奏。

長年連れ添ったコンビだけあって、以心伝心のアンサンブルはさすが。

 

スヴェトラーノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団(1990年)のCD裏ジャケット。

 

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