2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
前回と前々回は、参照点(reference point、基準になる比較対象)との対比(contrast、相対的な違い)に惑わされる対比効果の話をしました。 今回は、その続きです。 ひとつ、思考実験にお付き合いください。 気になる海外ツアーがあって、ときどき値段をチ…
週末のCofee Breakです。 北へ向かい、スコットランドの古都、エディンバラを目指します。 スコットランドの雄大な風景。 虹が出ていました。 エディンバラは、時間が止まったような灰褐色の街でした。 「ザ・カレドニアン・エディンバラ」(The Caledonian …
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…
前回は、相対的な比較に惑わされる対比効果の話をしました。 なぜ、そういうことが起こるのでしょうか。 現代の私たちは、「気温は32℃」「身長は165cm」「100m走のタイムは14秒」など、測定器を使って絶対的な数値を測ります。 しかし、そういうことができる…
週末のCofee Breakです。 英国ウェールズ地方の「ボドナント・ガーデン」を散策。 「カナル・テラス」(Canal Terrace)と呼ばれる庭園。 奥の建物は「ピン・ミル」(Pin Mill)という水車小屋だそうです。 その前に、睡蓮の咲くカナル(運河)があります。 …
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…
前回と前々回は、「周囲の状況(文脈)によって、客観的には同じものが、主観的には違って見える」という「文脈効果」(context effect)の話をしました。 文脈効果の一種に、「対比効果」(contrast effect)があります。 人間の感覚は、「参照点」(refere…
週末のCofee Breakです。 ウェールズ地方の最後に訪れたのは、コンウィ渓谷を見下ろす有名な「ボドナント・ガーデン」(Bodnant Garden)。 冷涼なウェールズの夏を彩るのは、日本ではあまり見かけない植物たちでした。 立派なお屋敷。 広大な敷地を歩くと、…
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…
前回は「文脈効果」の話をしました。 その背景には、おそらく「プライミング効果」(priming effect)があります。 「『先行刺激』(prime)によって活性化された脳の状態が、その後の思考や行動に影響する」ということです。 心理学者のカーネマン(Daniel …
北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…
週末のCofee Breakです。 ウェールズ地方のコンウィ(Conwy)を散歩。 まさに「城下町」(castle town)という感じです。 どことなく『天空の城ラピュタ』を思わせる風景も。 『天空の城ラピュタ』で、シータが幽閉された城のモデルとも言われる「コンウィ城…
前回紹介した「例のドレス」について、「ぶどう茶」さんは2015年のツイートで、下の図のような解説をしています。 https://x.com/budoucha/status/571331880533929984 客観的にはまったく同じ色も、周囲の状況(描き方)によって、主観的には違って感じられ…