『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年)
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「十」章は、「”天皇”が率いるチーム」と題されています。
ここで「天皇」というのは、西武ライオンズのオーナーだった堤義明氏を指します。
この章は、堤氏の次のような言葉で始まります。
日曜日くらいは休みたいと思うような人物は、わたしの会社の幹部にはなれません。(p.337)
また、堤氏の考え方は、次のように紹介されています。
堤の企業哲学は、“西武家族主義”という言葉で表現されることもある。従業員はすべて礼儀正しくふるまい、酒、煙草、ギャンブルなどを慎み、両親を敬うことを要求されている。そして、全男性社員が父親といい関係にあるかどうかをチェックされているともいわれている。「うちの社員から結婚披露宴の招待状をもらったときに、それが両親の名前ではなく自分の名前で出されていれば、わたしは行かないことにしています」と、堤は語っているくらいなのだ。
また彼は、管理職があるプロジェクトを任されたなら、それと取り組んでいる間は休みをとるべきではないという。つまり、夏休みも祭日もなく、日曜日も休んではならないというのだ。「つねに会社のことを考えるべきです。いったん仕事を離れたら、次に仕事に戻ったとき、いざ中断したところから続けようとしても、うまくいくもんじゃないですからね……」と、彼はいうのだ。(pp.350-351)
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