経営学
新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』の内容を紹介する6回目。 今回は「ネーミング」のお話です。 ********** デザインとともにネーミングも変えて売上を伸ばした商品に、日清食品の「カレーメシ」があります(当初の…
新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』、内容紹介の5回目です。 今回は「ブーバ・キキ効果」と「クロス・モダリティ」のお話です。 ********** そもそも、マーケティングでいう「商品」とは何でしょうか。 商品(サービ…
新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』、内容紹介の4回目です。 今回は「対比効果」と「文脈効果」のお話です。 ********** 「対比効果」(2-1)で、効能を大きく見せるという手法もよくつかわれます。 いろいろな商品…
新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』、内容紹介の3回目です。 今回は「わかりやすさ」と「決定麻痺」のお話です。 ********** 「慣れ親しみ」は「わかりやすさ」にもつながります。 「わかりやすさ」は、「脳にとって…
新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』、内容紹介の2回目です。 今回は「おとり効果」についてのお話です。 ********** 行動経済学者のアリエリー(Dan Ariely)はあるとき、イギリスの「エコノミスト」という週刊誌が…
1/21(金)に、新著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』が発売になります。 9回にわたって、内容の一部を紹介していきます。 今回は「ポジショニング」と「ニッチ」についてのお話です。 ********** 「STP」のP、「ポジシ…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、拙著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』の内容が紹介されています。 第2弾の5回目は、「 「叱る」と「褒める」、どっちがいい? 」(拙著7-6)というテーマです。 「平均への回帰」という…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、拙著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』の内容が紹介されています。 第2弾の4回目は、「 モチベーションは高すぎてもダメ?」(拙著7-5)というタイトルです。 「モチベーション」につい…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、拙著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』の内容が紹介されています。 第2弾の3回目は、「 なぜ、ルイ・ヴィトンはセールをやらない?」(拙著5-8)というタイトルです。 「価格競争」につ…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、拙著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』の内容が紹介されています。 第2弾の2回目は、「 「会社の利益」と「自分の利益」、どっちが大事?」(拙著2-8)というタイトルです。 「インセン…
経済金融メディア「ZUU online」さまの連載記事で、拙著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』の内容が紹介されています。 第2弾の1回目は、「なぜ、ダイエーは衰退した?」(拙著2-5)と「苦痛は喜びの2倍?」(拙著2-6)という2つのトピック…
Chester Irving Barnard, The Functions of the Executive, Harvard University Press, 1938, 1968 (30th anniversary ed.). チェスター・バーナード(Chester I. Barnard)は、「経営学の父」と呼ばれています。 ちなみに「経済学の父」と呼ばれるのは、『…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 管理の要素の5つめ、「統制」については、次のように書かれています。(p.183-186) (5) 統制 ● 統制とは、すべてのことが採用された計画・与えられた命令・承認…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 管理の要素の4つめ、「調整」については、次のように書かれています。(p.177-181) (4)調整 ● 調整とは、企業の活動と成功を容易ならしめるように、企業のすべ…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 管理の要素の3つめ、「命令」については、次のように書かれています。(p.166-167) (3)命令 ● 社会体が構成されれば、問題はそれを機能させることである。これ…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 管理の要素の2つめ、「組織」については、次のように書かれています。(p.97-127) ここに出てくる「責任者は一般に四人あるいは五人以上の直接の部下を持たない」…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** ファヨールは、「管理」が「予測」「組織」「命令」「調整」「統制」の5つの要素からなると言います。(p.21) 管理とは、予測し、組織し、命令し、調整し、統制す…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(11)~(14)を紹介します(p.70~73)。 (11)公正の原則 ● 従業員がその職務の遂行において、進んで事に当ろうとする熱意と、…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(8)~(10)を紹介します(p.53~69)。 ファヨールがすでにヒエラルキーの欠点をよく認識していて、分権化についても言及してい…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(4)~(7)を紹介します。(p.49~53) とくに(4)の「命令一元性の原則」(unity of command、命令の統一)は、ヒエラルキーを…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 今回は「14の管理原則」のうち、(1)~(3)を紹介します。(p.43~48) (1)分業の原則 ● 分業は同一の努力でより多くの、より良いものを生み出すようになるこ…
H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。 ***** 「経営学の名著を読む」と題して、経営学の古典的な名著を紹介していこうと思います。 最初にとりあげるのは、ファヨール(Henri Fayol)が1916年に書いた『産業な…
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** アイエンガーは個人主義・集団主義と関係のある要因として、「豊かさ」「人口密度」「異文化との接触」「学歴」「年齢」をあげ…
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** 「集団主義」の起源については、次のように書かれています。 個人主義の重視が、一般に啓蒙主義運動を単一の起源とするのに対…
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** 「集団主義」については、次のように書かれています。 日本などの集団主義社会に属する人々は、選択を行う際、「わたしたち」…
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** アイエンガーは「個人主義」の定義(言葉の意味)やルーツについて、次のように書いています。 アメリカをはじめ、個人主義志…
『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義』(シーナ・アイエンガー著、櫻井祐子訳、文藝春秋、2014年) ***** 今回からは『選択の科学』という本を通じて、日米の文化の違いを考えましょう。 著者のアイエンガー(Sheena S. Iyengar)は、…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** この本の終わりのほうで、ホワイティングは次のように書いています。 そういう意味では、過酷ともいえるほどの春季キャンプや試合前の練習にも、それなり…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 仕事とプライベートにかかわる日米文化の違いについては、次のような例が挙げられています。 しかし、マヌエルと近鉄との蜜月も、翌年の6月までしか続か…
『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著、玉木正之訳、角川書店、1990年) ***** 「十」章は、「”天皇”が率いるチーム」と題されています。 ここで「天皇」というのは、西武ライオンズのオーナーだった堤義明氏を指します。 この章は、…