H・ファヨール著、佐々木恒男訳『産業ならびに一般の管理』(未来社、1972年)。
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「経営学の名著を読む」と題して、経営学の古典的な名著を紹介していこうと思います。
最初にとりあげるのは、ファヨール(Henri Fayol)が1916年に書いた『産業ならびに一般の管理』(Administration Industrielle et Generale)です。
ファヨールは、1841年にコンスタンチノープル(現在のトルコ、イスタンブール)で生まれました。
1888年にフランス有数の鉱業会社で社長になると、それから30年間、経営者として実務にたずさわります。
そして1918年に社長を退くと「管理研究所」を設立し、1925年に84歳で亡くなるまで、経営学の普及につとめました 。
『産業ならびに一般の管理』は刊行後100年を経ても、経営学の古典として読み継がれています。
ファヨールの理論で有名なのは、次のような「14の管理原則」(p.42)です。
(1)分業の原則
(2)権限-責任の原則
(3)規律の原則
(4)命令一元性の原則
(5)指揮一元性の原則
(6)個人的利益の全体的利益への従属の原則
(7)従業員報酬の原則
(8)権限集中の原則
(9)階層組織の原則
(10)秩序の原則
(11)公正の原則
(12)従業員安定の原則
(13)創意の原則
(14)従業員団結の原則
次回から、こうした管理原則の内容を見ていきましょう。
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