(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

写真紀行

アジア旅行・冬(6)香港

週末のCofee Breakです。 *旅行記の情報は行った当時のもので、最新ではありません。 マカオの旧市街を散策したあと、ホテルへ戻って荷物を受け取り、シャトル・バスでフェリー乗り場へ。 そこから香港へわたり、「100万ドル」と称される夜景を見るつもりで…

アジア旅行・冬(5)マカオ

週末のCofee Breakです。 前回に続いて、世界遺産「マカオ歴史地区」の名所を散策。 「聖ローレンス教会」から北東へ7分(400m)ほど歩くと、「ドン・ペドロ5世劇場」(伯多祿五世劇院、Teatro Dom Pedro V)があります。 劇場の前には、立派なガジュマル(…

アジア旅行・冬(4)マカオ

週末のCofee Breakです。 翌朝、マカオの2日目。 宿泊した「ベネチアン・マカオ」の朝食会場は、「峰景餐廳」(Cafe Deco Macau)。 香港のレストラン・グループで、夜景で有名なヴィクトリア・ピークや、香港国際空港にもお店がありました。 朝食を終えて、…

アジア旅行・冬(3)マカオ

週末のCofee Breakです。 引き続き、マカオの夜景散歩。 ラグジュアリー・ホテル「パリジャン」。 「パリジャン」の「エッフェル塔」。 もうクリスマスは過ぎていましたが、それらしい飾りつけと、イルミネーション。 「パリジャン」の南側(South Wing)に…

アジア旅行・冬(2)マカオ

週末のCofee Breakです。 前回に続いて、マカオの夜景散歩。 「ベネチアン」の北側から「澳門望德聖母灣大馬路」(Estrada da Baia de Nossa Senhora da Esperanca)を西へ5分ほど歩くと、「ギャラクシー・マカオ」(澳門銀河、Galaxy Macau)。 「ベネチア…

アジア旅行・冬(1)マカオ

週末のCofee Breakです。 2016年の「アジア旅行・夏」では暑さにやられてしまい、行きたかった場所を回りきることができませんでした。 その雪辱を果たすべく、2017年の冬にアジアを再訪しました。 羽田 → 香港 → ダナン → 香港 → 台北(桃園) → 成田の周遊…

『深夜特急』の残影を探して(22)消えた残影

週末のCofee Breakです。 沢木耕太郎さんが『深夜特急』の旅をしたのは、1974~75年です。 これまで紹介したように、50年近くの歳月を経た今も、各地でその「残影」を訪ね歩くことができます。 しかし残念ながら、もう二度と見ることができなくなった場所も…

『深夜特急』の残影を探して(21)ロンドンの後

週末のCofee Breakです。 結末を書くのは控えますが、『深夜特急』の旅はロンドンで終わります。 その後は、どうしたのでしょうか。 沢木さんは、次のように書いています。 時折、こんなことを訊ねられることがある。 ロンドンに着いてからどうしたのですか…

『深夜特急』の残影を探して(20)マルセーユ ~ ロンドン

週末のCofee Breakです。 沢木さんは結局、マルセーユから西へ向かうことにします。 だとすれば、と私は思った。もう少し旅を続けてみればいいのではないだろうか。前はパリ、後ろは北アフリカ。だが、この左手に進んでいけばイベリア半島の奥へ足を踏み入れ…

『深夜特急』の残影を探して(19)マルセーユ

週末のCofee Breakです。 前回はドラマ版について書きましたが、ふたたび原作の『深夜特急』に戻ります。 日の暮れかかった頃、マルセーユに着いた。 鉄道駅のサン・シャルル駅の近くに安宿を見つけると、私は荷物を部屋に置いて街に出た。 アテネ通りからカ…

『深夜特急』の残影を探して(18)マルセーユ

週末のCofee Breakです。 1998年に放送されたテレビ・ドラマ版の「劇的紀行 深夜特急」(第3便「飛光よ!ヨーロッパ編」)では、マルセーユで原作にはないエピソードが加えられています。 いよいよ所持金が底をついた主人公(大沢たかおさん演じる沢木さん)…

『深夜特急』の残影を探して(17)ニース ~ マルセーユ

週末のCofee Breakです。 モナコのカジノで「門前払い」された沢木さんは、翌朝ニースへと向かいます。 バスの乗客は、昼休みにモナコからニースに戻る人が大半だった。ごく普通の人にとっては、モナコは働く土地であっても住む場所ではないものと察せられた…

『深夜特急』の残影を探して(16)モナコ

週末のCofee Breakです。 意気揚々とカジノに乗り込んだ沢木さんでしたが、その結末は意外なものでした。 行くぞ! 私は自分自身に声を掛け、入口に向かって歩いていくと、門衛がさりげなく立ちはだかり、にっこり笑いながらフランス語で何か言った。きっと…

『深夜特急』の残影を探して(15)モナコ

週末のCofee Breakです。 モナコに着いた沢木さんは、モンテ・カルロ駅の近くに宿をとり、カジノへ乗り込む前に腹ごしらえをします。 レストランの店先には定食のメニューが出ている。何軒か見ていくうちに、ワイン蒸しのムール貝を定食のメイン料理にしてい…

『深夜特急』の残影を探して(14)ローマ ~ モナコ

週末のCofee Breakです。 ローマを出発した沢木さんは、フィレンツェへと向かいます。 私は残念ながらフィレンツェを訪れたことがありませんが、沢木さんの美しい描写を読めば、誰もが行きたくなるのではないでしょうか。 街の佇まいといえば、日暮れ時にジ…

『深夜特急』の残影を探して(13)ローマ

週末のCofee Breakです。 ヴァチカンまで歩いた沢木さんは、サン・ピエトロ寺院に入ります。 広場を突っ切り、寺院の中に入ってみた。薄暗く、目が慣れるまで少し時間がかかったが、やがて内部の様子がわかってきた。 右手に白く光り輝くものがあり、観光客…

『深夜特急』の残影を探して(12)ローマ

週末のCofee Breakです。 スペイン広場を通り抜けた沢木さんは、ヴァチカンまで歩きます。 私は広場の前の通りを横切り、その正面に延びている狭い通りを進むことにした。通りの両側には、びっしりと店が並んでいる。レストランもあるが、多くは衣服をはじめ…

『深夜特急』の残影を探して(11)ローマ

週末のCofee Breakです。 ローマに着いた沢木さんは、「テルミニ駅」(Stazione di Roma Termini)の近くでバスを降ります。 バスを降りた共和国広場から、通行人に教えてもらった方向に歩いていく。 確かに夜遅い時間ではあったが、通りを走る車のライトと…

『深夜特急』の残影を探して(10)イスタンブール ~ ローマ

週末のCofee Breakです。 イスタンブールを後にした沢木さんは、バスで西へ向かい、ケシャン(Kesan)を経由して、トルコ側の国境の町イプサラ(Ipsala)からギリシャに入ります。 私は残念ながらギリシャを訪れたことがありませんが、いずれエーゲ海、地中…

『深夜特急』の残影を探して(9)イスタンブール

週末のCofee Breakです。 イスタンブールを散策する沢木さんは、やがて有名な「グランド・バザール」に行きあたります。 広い通りをブルー・モスクと反対の方角へぶらぶら歩いていくと、人が激しく行きかう広場に出た。その向こうには商店が密集した市場への…

『深夜特急』の残影を探して(8)イスタンブール

週末ではないのですが、GWのCofee Breakです。 いま販売されている新潮文庫の『深夜特急』は全6巻で、第1巻で香港とマカオ、第2巻ではマレー半島とシンガポールが描かれています。 続く第3巻ではインドとネパール、第4巻でシルクロード(パキスタン、アフガ…

『深夜特急』の残影を探して(7)シンガポール

週末のCofee Breakです。 バンコクの次にどこへ行こうか迷った沢木さんは、「そうだシンガポールへ行こう」と決めて、マレー半島を南下します。 ジョホール・バルからは水路を隔てた向こうに、南国の陽光をいっぱいに受けたシンガポールの高層ビル群が見えた…

『深夜特急』の残影を探して(6)バンコク

週末のCofee Breakです。 やがて香港を出発する決心をした沢木さんは、2つ目の経由地、バンコクへと飛びます。 目の端にキラキラするものが飛び込んでくるような気がした。私は雑誌から顔を上げ、窓の外を見た。 キラキラしているのは太陽の光だった。飛行機…

『深夜特急』の残影を探して(5)マカオ

週末のCofee Breakです。 香港でのある日、沢木さんは高速フェリーに乗り、マカオを訪れます。 海は青く透き通ってはいなかった。ブルーではなくグリーン。それも彌敦道の宝石屋の店頭に飾られている翡翠のような重く沈んだ緑色だった。そのとろりとした質感…

『深夜特急』の残影を探して(4)香港

週末のCofee Breakです。 ふたたびスター・フェリーに乗り、九龍に戻った沢木さんは、彌敦道を北へ歩き、佐敦道を左へ曲がって、やがて「廟街」(Temple Street)に行き当たります。 何百、いや何千という夜店が数百メートルにもわたって延々と続いているで…

『深夜特急』の残影を探して(3)香港

週末のCofee Breakです。 香港での3日目、沢木さんは「スター・フェリー」で九龍から香港島へ向かいます。 彌敦道から梳士巴利道に出て、ペニンシュラやYMCAの前を通って少し行くと、埠頭が見えてくる。そこに九龍と香港島とを結ぶフェリーが発着するタ…

『深夜特急』の残影を探して(2)香港

週末のCofee Breakです。 香港での旅の始まりについて、沢木さんは次のように書いています。 「やがて書くことになる紀行文」というのは、もちろん『深夜特急』のことでしょう。 それはやがて書くことになる紀行文にもあるとおり、本当にまったく訳のわから…

『深夜特急』の残影を探して(1)香港

週末のCofee Breakです。 私が「海外を旅したい」と思うようになったのは、沢木耕太郎さんの『深夜特急』という紀行小説を読んだのがきっかけでした。 『深夜特急』はもともと産経新聞で連載され、私が大学生のころ(最初の2冊が1986年、3冊目が92年)に新潮…

アジア旅行・夏(25)バンコク

週末のCofee Breakです。 いよいよ「バックパッカーの聖地」といわれるカオサン・ロードへ。 第一印象としては、どこにでもありそうな雑踏です。 じっくりと探訪すれば、何かが見えてくるのかもしれません。 写真を撮らせてくれた、蛇使いのおじさん。 結構…

アジア旅行・夏(24)バンコク

週末のCofee Breakです。 ふたたびチャオプラヤー・エクスプレスに乗り、大河をさかのぼって「プラ・アーティット」(Phra Arthit)という船着き場へ向かいました。 川沿いの水上家屋と、遠くに見える高層ビルが対照的です。 プラ・アーティットの船着き場か…