週末のCofee Breakです。
結末を書くのは控えますが、『深夜特急』の旅はロンドンで終わります。
その後は、どうしたのでしょうか。
沢木さんは、次のように書いています。
時折、こんなことを訊ねられることがある。
ロンドンに着いてからどうしたのですか。あるいは、アイスランドには行かなかったんですか、と。
……
結論から言えば、アイスランドには行かなかった。
ロンドンからドーバーに出て、フェリーでオランダのロッテルダムに渡った。それはヒッピーのもうひとつの聖地とでも言うべきアムステルダムに行くためだった。
(沢木耕太郎著『旅する力 ―深夜特急ノート―』新潮文庫、2008年、p.192-193)
アムステルダムでの滞在場所は「カブールホテルという、運河沿いの妙に寂しい安宿」(同書p.197)だったそうです。
アムステルダムの運河(2018年に撮影)。
アウデケルクス橋の上から、北を見た眺め。
その後については、次のように書かれています。
しばらく寒く冷たいアムステルダムに滞在したあと、ドイツのデュッセルドルフ、ケルン、アーヘン、そしてベルギーのブリュッセルを経てパリに戻ってきた。
(沢木耕太郎著『旅する力 ―深夜特急ノート―』新潮文庫、2008年、p.204)
ケルンの大聖堂(2018年に撮影)。
ホーエンツォレルン橋のあたりの東岸から。
アーヘンの大聖堂(2018年に撮影)。
そして、いよいよパリから日本へ飛ぶ直前、オルリー空港で歌手の藤圭子さんと出会ったそうです(同書p.209-213)。
沢木さんは後に、藤圭子さんとの対談を描いた『流星ひとつ』(新潮社、2013年)を公刊しますが、最初の出会いはこのときだったようです。
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