北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ 今年(2023年)で没後50年になるアンチェル(Karel Ancerl、1908~1973年)のチェコ・フィル(1958年、1961年)もすばらしい。
コーキ 1961年盤は緊張感のある鮮烈な演奏で、この曲の決定盤ともいえる。
完璧なアンサンブルで、切れ味がすごいし、情感も豊かで、味わい深い。
クラリネットに独特のヴィブラートがかかっていたり、録音はやや古めかしいけど。
アサリ ウィーン・フィルもそうだけど、1950~70年代のチェコ・フィルは、アンサンブルも音色も独特だったね。
最近はチェコらしい雰囲気がなくなった気がして、ちょっと残念。
アンチェル指揮チェコ・フィル(1961年)のLPジャケット。
アサリ ノイマン(Vaclav Neumann、1920~1995年)も、チェコ・フィルとの録音をいくつか残しているね(1972年、1981年、1993年、1995年)。
コーキ ノイマンのチェコ・フィルは、やさしく暖かく、包容力のある音色で、ノスタルジーを感じる。
このコンビの演奏は4つとも持っているけど、録音年が古いほどいいと思う。
72年盤はすばらしいけど、95年盤になるとやや緩く、焦点がぼやけているような気もする。
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