都市部での最低賃金に近い時給1200円で試算すると、1秒には1/3円の価値があります。
時給3600円の人なら、1秒の価値は1円です。
たとえば年間2000時間働いて年収720万円の人は、時給でいえば3600円なので(720万円÷2000時間=3600円/時間)、自分の時間には1秒1円の価値があることになります。
実際には、職場が出してくれる社会保険料や、積み立てられる退職金、福利厚生などもあるので、名目上の年収よりも多く稼いでいる人が多いはずです。
最近はいろいろなお店で「ポイントカードをお持ちですか?」と聞かれます。
私はポイントカードを持っていても「いえ、大丈夫です」と答えることがよくあります。
急いでいるときなどは、聞かれて返事をする時間がもったいないと思うこともあります。
たとえばコンビニで100円のお茶を2つ買って、ポイントが1円分つくとします。
仮に時間の価値が「1秒1円」だとすると、1円のポイントのために1秒以上かけるのは割に合いません。
商業施設の駐車場では、「買い物を◯円以上すれば、△時間無料」といったサービスがよくあります。
私はときどきクルマに戻ってから、駐車サービスを忘れたことに気がつきます。
そんなときも、お店まで戻ってサービスを受けるかどうか迷います。
そのまま出庫すれば、駐車料金が300円かかるとします。
仮に時間の価値が「1秒1円」だとすると、1分で60円、5分で300円になります。
300円を節約するために5分以上かけるのは、割に合わないということです。
人や状況によって時間の価値は変わりますが、「1秒1円」のような考え方は、ざっくりとした目安にはなります。
自分の時間の価値を決めておくと、いろいろな判断をしやすくなるでしょう。
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