(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

経営学の名著を読む バーナード『経営者の役割』(2)

Chester Irving Barnard, The Functions of the Executive, Harvard University Press, 1938, 1968 (30th anniversary ed.).

 

しばらく間が空きましたが、バーナードの続きを。

 

協力する理由

バーナードは、私たちが「協力」(cooperation、協働)する理由について、次のように言います。

 

……cooperation has no reason for being except as it can do what the individual cannot do. Cooperation justifies itself, then, as a means of overcoming the limitations restricting what individuals can do. (p.23)

(1人ではできないことを可能にする以外に、協力の存在理由はない。個人の能力の限界を克服する手段として、協力は正当化される。)

 

協力システムの定義

バーナードは、「組織」(organization)を含む「協力システム」(cooperative system、協働体系)を、次のように定義します。

 

……complex of physical, biological, personal, and social components which are in a specific systematic relationship by reason of the cooperation of two or more persons for at least one definite end. (p.65)

(1つ以上の明確な目的に向けて、複数の人が協力するための、特定のシステマティックな関係におかれた、物理的、生物学的、個人的、社会的な構成要素の複合体)

 

公式組織」(formal organization)は、次のように定義されます。

 

system of consciously coordinated activities or forces of two or more persons (p.73)
(複数の人によって、意識的に調整される、活動や影響力のシステム)

 

バーナードはよく、難解だといわれます。

英語で読むとそれほど気にならないのですが、日本語にすると、たしかに回りくどい感じになります。

 

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