北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ デジタル録音から、もうひとつのおすすめは、ジュリーニ(Carlo Maria Giulini、1914~2005年)がバイエルン放送交響楽団を指揮したライヴ(1995年、ジュリーニが81歳になる年)。
ジュリーニの「未完成」としては2度目で、最後の録音。
提示部をリピートしていることもあり、第1楽章が16分29秒、全曲では29分を超える。
この後で紹介するシカゴ響との演奏もゆったりしているけど、バイエルン盤はさらに遅いね。
最も遅い「未完成」ではないかと思うくらい。
カンタービレ(cantabile、優美に歌う)が美しく、悠々たるテンポで極上の音楽を奏でている。
カップリングの交響曲4番「悲劇的」もすばらしく、同曲の決定盤だと思うくらい。
コーキ コンセルトヘボウ管弦楽団とのドヴォルザーク交響曲8・9番なんかもそうだけど、たしかに晩年のジュリーニはテンポが遅いね。
この「未完成」は精細で美しいけど、哀愁や叙情性はあまり感じられないかな。
ジュリーニ指揮、バイエルン放送交響楽団(1995年)のCD裏ジャケット。
アサリ ジュリーニは、シカゴ交響楽団とも「未完成」を録音している(1978年、ジュリーニが64歳になる年)。
コーキ シカゴ盤は、バイエルン盤よりも活気や生命力があって、本来のジュリーニらしいと思う。
ただ、彼の芸風は現代的・都会的で、ロマンティックな叙情性はあまり感じない。
シカゴ響の音色も、「未完成」にはちょっと合わない気もする。
なかなかの好演ではあるけど。
ジュリーニ指揮、シカゴ交響楽団(1978年)のCD裏ジャケット。
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