北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ コーキのほうは、ウィーン・フィルでおすすめの演奏はある?
コーキ マゼール盤(1964年)とシャイー盤(1980年)は私の推薦盤で紹介するとして、ここではカラヤン(Herbert von Karajan、1908~1989年)の録音(1981年)を語ろうか。
カラヤン晩年の、鬼気迫る演奏。
枯れた寂しげな雰囲気もあるけど、ウィーン・フィルを壮麗、爽快に鳴らしている。
カラヤンがすごいと思うのは、晩年になってもテンポが変わらなかったところ。
名指揮者でも、晩年にはテンポがかなり遅くなる人が多い。
みんな、若いころは快速テンポだった。
遅いのが悪いとは言わないけど、チャイコフスキーの4番や5番の終楽章は、スピード感がほしい。
私はカラヤンがあまり好きじゃないけど、ドヴォルザークやチャイコフスキーなど、スラヴ系の曲には合うのかな。
カラヤン指揮、ウィーン・フィル(1981年)のCD裏ジャケット。
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