北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
コーキ さて2曲目は、ドヴォルザークの交響曲9番「新世界より」。
まずは、この曲と作曲家の話をしようか。
アサリ ドヴォルザーク(Antonin Dvorak、1841~1904年)は、プラハの北30kmほど、モルダウ川のほとりにあるネラホゼヴェス(Nelahozeves)という街で生まれた。
コーキ 17歳ほど年上のスメタナ(1824年~1884年)とともに、「ボヘミア楽派」と呼ばれるね。
アサリ ドヴォルザークが36歳になる年(1877年)に、8歳ほど年上のブラームス(1833~1897年)と出会い、親交がはじまった。
ドイツの楽譜出版社(ジムロック社)を紹介したのも、(アメリカにいたドヴォルザークに代わって)「新世界より」の楽譜の校訂を引き受けたのも、ブラームスだった。
コーキ そういえば転記のミスなどで、出版された楽譜と自筆譜が違うことはよくあるね。
作曲者自身が書き間違えたり、判読が難しいこともある。
そのため後世になって「この部分は、本当はこうに違いない」といった説があちこちから出てくる。
「新世界」交響曲でも、いろいろ議論があるみたいだね。
アサリ ドヴォルザークの話だけど、すでに世界的な名声を得ていた1892年(51歳になる年)に大きな転機が訪れ、ニューヨークへ移り住むことになる。
コーキ 新しい音楽院の院長として、巨額の報酬で招かれたらしいね。
アメリカでの2年目(1893年)には交響曲9番が完成し、ドヴォルザーク自身が「新世界より」(From the New World)と名づけた。
ニューヨーク・フィルによりカーネギー・ホールで初演され、大好評だったという。
アサリ この交響曲、今では作曲順に「9番」と書かれるけど、古い資料では出版順で「5番」となっている。
コーキ いろいろ経緯があるようだけど、番号が変わると紛らわしいね。
シューベルトの有名な「未完成」交響曲も、「8番」だと思っていたら、最近は「7番」になっていて驚いた。
⇒ ブログの概要(トップ・ページ)はこちら。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「宣伝会議」さまの実践講座に登壇しました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」にノミネートされました。
◆ ライザップの瀬戸健社長が、『週刊文春』で書評をお書きくださいました(2021年10月28日号、p.121)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」【内容紹介】
◆ 「二子玉川 蔦屋家電」さまで、マーケティングの月間ランキング1位になりました(2022年5月、6月、9月)。
◆ 『日刊工業新聞』さまに書評が掲載されました(2022年2月7日)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」【内容紹介】
◆ 『PRESIDENT』2023年2.17号の「職場の心理学」のコーナーで、「絶対に失敗が許されない人の「意思決定力」養成法」と題した著者の記事が掲載されました(p.106-109)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆