(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(17)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

アサリ  私のおすすめの最後に、恒例の(?)とんでもない演奏をひとつ。

「音の魔術師」の異名を持つストコフスキー(Leopold Stokowski、1882~1977年)が、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮した演奏(1966年、ストコフスキーが84歳になる年)。

 

ストコフスキーも「チャイ5」を得意としていて、次のような録音がある。

 

①1934年 フィラデルフィア管弦楽団

②1942年 NBC交響楽団(ライヴ)

③1952年 北ドイツ放送交響楽団(現NDR交響楽団・ライヴ)

④1952年 デトロイト交響楽団

⑤1953年 交響楽団(ヒズ・シンフォニー・オーケストラと記載)

⑥1955年 シュトゥットガルト放送交響楽団(ライヴ)

⑦1966年 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

⑧1967年 アメリ交響楽団

 

ムラヴィンスキーは別格としても、ストコフスキーの録音数は、小林研一郎カラヤンと同じくらい多い。

⑦と⑧がステレオ録音だけど、⑧は入手困難なので、ここではニュー・フィルハーモニア盤について語ろうか。

とんでもない演奏ではあるけど、この曲の「定番」としても知られる。

DECCAの録音も当時としてはすばらしく、オーディオ的な楽しみもある。

ふつうの演奏からすると違和感があるけど、この演奏にハマれば「ストコフスキー中毒」になること間違いなし。

とくに終楽章は、変幻自在のテンポや強弱、音響効果で、まさに「音の魔術師」の面目躍如。

聴く者を唖然とさせる、ある意味ではすごいエンターテイナー。

 

コーキ  うーん、楽譜をいじりすぎで、変な音が聴こえる。

ストコフスキー編曲」と銘打つのならいいけど、チャイコフスキーではないよね。

私はもとの曲が好きなので、正直ひどいとしか思えない。

オケはよくがんばっているけど。

 

ストコフスキー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年)のCDジャケット。

 

⇒「クラシック音楽」の記事一覧はこちら

⇒  ブログの概要(トップ・ページ)はこちら

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

宣伝会議」さまの実践講座に登壇しました。

www.sendenkaigi.com

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学内容紹介

◆  「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」にノミネートされました

◆  ライザップの瀬戸健社長が、『週刊文春書評をお書きくださいました(2021年10月28日号、p.121)

単行本、聴く本(オーディオブックAudible)、電子書籍KindleKoboKinoppyhontoDoly

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング内容紹介

◆  「二子玉川 蔦屋家電」さまで、マーケティングの月間ランキング1位になりました(2022年5月、6月、9月)。

◆  『日刊工業新聞』さまに書評が掲載されました(2022年2月7日)

f:id:Management_Study:20220112215132j:plain 

単行本、聴く本(オーディオブックAudible)、電子書籍KindleKoboKinoppyhontoDoly

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」内容紹介

◆  『PRESIDENT』2023年2.17号の「職場の心理学」のコーナーで、「絶対に失敗が許されない人の「意思決定力」養成法」と題した著者の記事が掲載されました(p.106-109)。

単行本、聴く本(オーディオブックAudible)、電子書籍KindleKoboKinoppyhontoDoly

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆