北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ 次に紹介するのは、ワルター(Bruno Walter、1876~1962年)とニューヨーク・フィルの演奏(1958年、ワルターが82歳になる年)。
ワルターの録音は、いくつかの時期に分けられる。
次に大戦中(アメリカへ亡命していた時期)、ニューヨーク・フィルなどとのSP録音。
さらに大戦後のライヴ録音や、ニューヨーク・フィルとのモノラル・スタジオ録音。
そして晩年、コロンビア交響楽団とのスタジオ録音。
この「未完成」は、ワルターがもっぱら西海岸のコロンビア交響楽団と録音を行っていた晩年に、東海岸のニューヨーク・フィルと残した貴重な演奏。
オケについては少々ややこしく、「コロンビア交響楽団」と書かれることも、「ニューヨーク・フィル」と書かれることもある。
コーキ 「コロンビア交響楽団」はコロンビア・レコードの録音用オケで、実体はさまざまだったらしいね。
ワルターのステレオ録音を残すために編成された「コロンビア交響楽団」は、西海岸(ロサンゼルス)の音楽家を中心につくられたという。
アサリ バーンスタインらと協演した「コロンビア交響楽団」はまた別で、こちらは東海岸のニューヨーク・フィルが母体。
この「未完成」は東海岸の「コロンビア交響楽団」との録音だけど、西海岸のそれと区別するために「ニューヨーク・フィル」と書かれることもある。
コーキ まったく、ややこしいね。
アサリ それはともかく、この演奏は第1楽章と第2楽章の対比がすばらしく、とても美しい。
コーキ 心に迫る、雄大な演奏だね。
CDも聴いたけど、私はLPの音が好き。
ワルター指揮、ニューヨーク・フィル(1958年)のLPジャケット。
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