北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
コーキ フェドセーエフ(Vladimir Fedoseyev、1932年~)のモスクワ放送交響楽団(1981年、フェドセーエフが49歳になる年)は、わくわくする素敵な演奏。
フェドセーエフらしい自然体で、オケを爽快に鳴らす。
モスクワ放送響の音色も味わい深い。
アサリ このCDは初めて聴いたけど、すばらしいね。
フェドセーエフらしく、推進力も表現力もあり、内容が濃い。
前回の「シェエラザード」のときにも話したけど、このコンビの「チャイ5」は生で聴いたことがある(2001年6月29日、「札幌コンサートホール Kitara」にて)。
その時の演奏も、この録音と大きくは変わらない感じだった。
フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団(1981年)のCD裏ジャケット。
コーキ フェドセーエフの「チャイ5」、放送録音はたくさんありそうだけど、発売されて今でも入手しやすいのは、ほかにはモスクワ放送響との1998年盤かな。
こちらは録音のせいかもしれないけど、どこかアンバランスな印象で、粗も目立つ。
アサリ フェドセーエフの発売盤は、81年盤と98年盤のほかは、91年の映像があるくらいじゃない?
コーキ 2009年のウィーン公演の映像やCDもあるね。
アサリ 98年盤の基本的な解釈は、81年盤とあまり変わらないように思う。
たとえばコーダ前のテンポを早めて、休符のフェルマータを無視し、快速テンポのままマーチに突入している。
私は98年盤のほうが、テンポの揺れや、ティンパニの強打に魅力があると思う。
コーキ 「コーダ前」というのは、スコア(全音楽譜出版社、2017年)のこの部分だね。
469小節には「Riten. molto」(ただちに、とても遅く)とあり、471小節の二分休符にはフェルマータがある。
いずれも無視はしていないと思うけど、さらりとだね。
フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団(1998年)のCD裏ジャケット。
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