北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ チェコの指揮者のなかでも、クーベリック(Rafael Kubelik、1914~1996年)は別格じゃないかな。
シカゴ交響楽団(1951年)、ウィーン・フィル(1956年)、ベルリン・フィル(1972年)、バイエルン放送交響楽団(1980年)、チェコ・フィル(1991年)など、世界の錚々たるオーケストラと録音を残している。
コーキ 録音のよさも含め、バイエルン放送響との演奏はいいね。
手兵を自在に鳴らし切り、生命力にあふれている。
オケの音色は美しく、情感も豊か。
この曲の決定盤と言ってもいいと思う。
アサリ 私も、バイエルン放送響(1980年)はおすすめ。
このオケとの録音は、(私は未聴だけど)1965年の日本ライヴ盤もある。
クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団(1980年)のCD裏ジャケット。
コーキ クーベリックの表現は、かなり自由な気がする。
たとえば手元のスコア(全音楽譜出版社、2016年)で、第4楽章39小節の最後の音にはアクセントしかついていない。
バイエルン放送響との演奏(1980年)で、クーベリックはこの音を豪快にクレッシェンドしている。
コーキ クーベリックのベルリン・フィル盤(1972年)も、気迫のこもった力強い演奏で、名盤として名高いね。
クーベリック指揮ベルリン・フィル(1972年)のLPジャケット。
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