(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

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クラシック音楽の名曲・名盤を語る:ドヴォルザーク「交響曲9番」(2)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

アサリ  さて、彼自身のホーム・シックや、音楽院の財政難もあり、ドヴォルザークは1895年にプラハに戻る。

アメリカに滞在した3年ほどで、この「新世界」交響曲をはじめ、弦楽四重奏曲12番「アメリカ」や、「チェロ協奏曲」のような代表作を書き上げている。

 

コーキ  ドヴォルザークの黄金期ともいえる充実ぶりだね。

遠い異国での生活は、彼の作風にも影響したのかな。

 

アサリ  余談になるけど、ドヴォルザークは筋金入りの鉄道ファンだった。

プラハでは毎日のように駅へ行き、列車を眺めていたという。

時刻表や運転士の名前まで暗記していたそうで、いわゆる「鉄ちゃん」(鉄道マニア)だったらしい。

 

コーキ  ドヴォルザークは1877年以降、プラハ中央駅の近くに住んでいたらしいね。

Googleマップでは駅の南西、徒歩15分くらいのところに「Residence Antonina Dvoraka」(アントニン・ドヴォルザークの家)とマークされている場所があるけど、そこなのかな。

ドヴォルザークの時代とは景色が違うんだろうけど、私もプラハ中央駅で列車を降りて、周辺を歩いたことはある。

 

アサリ  「新世界より」の演奏での余談をひとつだけ。

この曲ではたった1回だけ、第4楽章でシンバルが出てくる。

シンバル奏者はその一瞬のために、第1楽章からずっとステージの上で待つ。

そのため「寝過ごした」「居眠りしてシンバルを落とした」「緊張して空振りした」といったエピソードには事欠かない。

 

コーキ  そろそろ、この曲の名盤について語ろうか。

 

アサリ  楽しく聴けるポピュラーな名曲だけあって、録音はたくさんあるね。

 

コーキ  私の所蔵盤でいうと、前回のスメタナ「わが祖国」ではLPとCDを合わせて25枚くらいだったけど、「新世界」交響曲は65枚くらいある。

 

アサリ  まず、私のおすすめ盤を挙げていこうか。

 

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