(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:スメタナ「わが祖国」(2)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

アサリ  「プラハの春」音楽祭の会場のひとつは、チェコ・フィルの本拠地でもある「ルドルフィヌム」(Rudolfinum)。

そこには19世紀にドヴォルザーク本人がチェコ・フィルを指揮したという「ドヴォルザーク・ホール」もある。

 

コーキ  「ルドルフィヌム」へは、プラハを訪れたときに行ってみた。

モルダウ川(ドイツ語でMoldau、チェコ語ではVltava)の東岸、マーネス橋(Manesuv most)のたもとにある。

旧市街の人気エリアからプラハ城へ向かう途中にあるので、多くの観光客が目にするはず。

 

モルダウ川のほとりにある「ルドルフィヌム」(2018年に撮影)。

 

コーキ  「わが祖国」の第1曲で描かれる「ヴィシェフラド」(かつてボヘミア国王の居城だったという「高い城」)も、モルダウ川のほとりに建っている。

 

アサリ  そのモルダウ(ヴルタヴァ)川を描いた第2曲は、「わが祖国」のなかでもとくに人気があるね。

他の5曲の録音を残さなかったフルトヴェングラーウィーン・フィル、1951年)、トスカニーニNBC交響楽団、1950年)、ワルターニューヨーク・フィルとの1941年盤、ロサンゼルス・フィルとの1949年盤)、ストコフスキーRCAビクター交響楽団、1961年)も、「モルダウ」は録音している。

 

コーキ  カラヤンベルリン・フィル、1977年)、バーンスタインニューヨーク・フィル、1964年)、オーマンディフィラデルフィア管弦楽団、1970年)らも、「モルダウ」だけをカップリングしたアルバムを出している。

 

古都プラハを悠然と流れるモルダウ川(2018年に撮影)。

 

アサリ  第3曲「シャールカ」は、劇的で好きだな。

第4曲「ボヘミアの森と草原から」も、美しい自然を描いている。

 

コーキ  リンツオーストリア)から列車でプラハへ行ったとき(その途中には、第5曲に描かれる古都ターボルもある)、車窓にはボヘミアの風景が広がっていた。

 

ボヘミアの森と草原(車窓から、2018年に撮影)。

 

アサリ  第6曲で描かれるブラニーク山は見た?

 

コーキ  伝説では、祖国を守る聖ヴァーツラフの戦士たちが眠るという山だね。

プラハの南東60kmくらいのところ。

そこまでは行かなかった。

 

プラハでは「ブラニーク」というビールを見つけて、そのブラニーク山(Blanik)のことだと思っていた。

だけどよく調べたら、ビールの名前はプラハの南部、モルダウ東岸の「ブラニーク」(Branik)という地域に由来するらしい(そこに醸造所があったという)。

 

左が「ブラニーク」、右はピルスナー・ビールの元祖といわれる「ウルケル」(2018年に撮影)。

 

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