北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
以前からクラシック音楽について書こうと思っていたのですが、なかなか始められませんでした。
ひとつには「音楽を言葉で表現するのは難しい」ということがあります。
古い録音については著作(隣接)権が切れている可能性もありますが、厳密に確認するのは難しいので、持っている音源を一般に公開するわけにもいきません。
ただ実際問題としては、(これも合法なアップロードか確認が難しいのですが)YouTubeなどで、多くの演奏を聴けるようにはなりました。
もうひとつ、クラシック音楽について書かれた本やブログはすでに数多いので、「差別化」というか「どこでオリジナリティを出すか」という問題がありました。
とはいえ思い悩んでも先へ進まないので、同郷の友人を引っ張り出して、まずはポピュラーな名曲・名盤について、あれこれ語ってみようかと思います。
個人的な好みが入りますが、第1回ではスメタナの連作交響詩「わが祖国」をとりあげます。
コーキ まずは「わが祖国」(My Country、チェコ語でMa Vlast)について、簡単な解説を。
アサリ スメタナ(Bedrich Smetana、1824~1884年)の代表作だね。
「ヴィシェフラド」(Vyehrad)、「ヴルタヴァ」(Vltava)、「シャールカ」(Sarka)、「ボヘミアの森と草原から」(Z ceskych luhu a haju)、「ターボル」(Tabor)、「ブラニーク」(Blanik)という6つの交響詩からなる連作交響詩。
コーキ 「連作交響詩」って、この曲以外では聞いたことがないけど、英語表記では「Cycle of six symphonic poems」などと書いてある。
チェコ(ボヘミア)の伝説や民族史を描いた6つの交響詩で、ひとつの大きな作品になっているということかな。
アサリ 「交響詩」(symphonic poem)は、詩的・絵画的なテーマを掲げる「標題音楽」で、リスト(Liszt、1811~1886年)がユーゴー(Hugo)やゲーテ(Goethe)の詩をモチーフに作曲したのが始まりのようだね。
コーキ リストの交響詩だと、私は「レ・プレリュード」(Les Preludes、前奏曲)が大好き。
スメタナは13歳ほど年上のリストと親交があったというけど、いろいろと影響を受けたのかもしれないね。
アサリ 「わが祖国」は、「プラハの春」音楽祭のオープニングに演奏されることでも有名。
コーキ チェコの首都プラハで、毎年スメタナの命日(5/12)に開幕する音楽祭だね。
「わが祖国」は「国民音楽」ともいわれるし、オープニングにふさわしいのかな。
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