(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

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クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(1)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

コーキ  今回からは3曲目、リムスキー・コルサコフ(Nikolai Rimsky-Korsakov、1844~1908年)の交響組曲シェエラザード」(1888年完成)。

まずは、曲と作曲家について話そうか。

 

アサリ  リムスキー・コルサコフは、「ロシア5人組」のひとりだね。

 

コーキ  「ロシア5人組」は、19世紀の後半くらいに、ロシアの民族音楽を志したグループらしいね。

リムスキー・コルサコフの他には、「ダッタン人の踊り」や「弦楽四重奏曲2番」で人気のボロディン(Alexander Borodin、1833~1887年)、「禿山の一夜」や「展覧会の絵」で有名なムソルグスキー(Modest Mussorgsky、1839~1881年)も、名を連ねている。

 

アサリ  リムスキー・コルサコフは、海軍士官として航海をしていた。

その経験から、海や波の描写が見事な名曲「シェエラザード」が生まれたのかな。

 

コーキ  ボロディンは医者、ムソルグスキーは軍人だったらしい。

それぞれ、多才に恵まれたんだね。

 

アサリ  リムスキー・コルサコフは、「シェエラザード」(1888年)の前年には「スペイン奇想曲」、直後には「ロシアの復活祭」を完成させている。

意欲にあふれ、代表作を次々と手がけた全盛期。

標題の「シェエラザード」という女性は、「アラビアン・ナイト」(千夜一夜物語)の「語り手」として登場する。

 

コーキ  アラビアのシャリアール王に殺されそうになるも、千夜にわたって魅力的な話を聴かせ、難を逃れたという才媛だね。

 

アサリ  曲のところどころで、シェエラザードのテーマが美しいヴァイオリン・ソロで奏でられる。

4つの楽章には「海とシンドバッドの船」「カレンダー王子の物語」「若い王子と王女」「バグダッドの祭り、海、青銅の騎士の立つ岩での難破」という標題がつけられた。

 

コーキ  リムスキー・コルサコフ自身は、最終的には標題を取り去ったらしいね。

でも音楽を聴けば、明らかに物語を描写した表現にあふれている。

 

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