*投資について、ここでは私の考えを書いているだけで、読者におすすめするつもりはありません。投資の結果については責任をもてませんので、ご自身の判断と責任でお願いいたします。
前回は米国の長期データから、株式投資の実質利回りが年率平均で約7%になることを紹介しました。
資産が年率7%(複利)で増えると、10年後には約2倍、20年後には約4倍、35年後には10倍以上になります。
大卒で65歳まで、40年ほど働くとしましょう。
毎年100万円を貯めるとして、単純に貯める(利回りのない)場合(近年の日本の銀行預金は、利回りがほぼ0です)と、利回り7%の場合を比べてみましょう。
上の図のように、単純に貯めると、40年後には(期末に貯める100万円を含めると)4100万円(100万円×40年+100万円)になります。
年7%の利回りがあれば、20年後には約4500万円になり、30年後には1億円を超え、40年後には2億円を超えます。
平均的にいえば、単純に貯めるより、株式投資のほうが圧倒的に有利だといえます。
日銀の2023年のレポートによれば、日本の家計の金融資産構成は「現金・預金」が約54%、「投資信託」「株式等」は合わせて約15%です。
これに対して米国では、「現金・預金」が約13%、「投資信託」「株式等」は合わせて約51%と、比率がほぼ逆になっています。(*1)
日本で現金・預金が多く、投資が少ないのは、なぜでしょうか。
もしかすると、日本人は国民性として損失回避やリスク回避が強く、絶対に損をしたくないのかもしれません。
しかし、そのために実は「平均的には大損をしている」とも言えるのでしょう。
*1 日本銀行調査統計局「資金循環の日米欧比較」2023年8月25日
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjhiq.pdf
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