(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(11)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

アサリ  ロシア、オーストリアと来て、今度はドイツのオーケストラによる名演を、2つ紹介したい。

ひとつは、チェリビダッケ(Sergiu Celibidache、1912~1996年)の晩年、ミュンヘン・フィルとのライヴ(1991年、オケの本拠地・ガスタイクでの録音)。

録音が嫌いだったチェリビダッケとしては珍しく、「チャイ5」の録音は(映像も含め)3種類ある。

最初がロンドン・フィル(1948年)、2回目がミュンヘン・フィル(1988年、ミュンヘン・サマー・フェスティヴァルでのライヴ映像)、そして3回目が、ここで紹介する91年ライヴ(チェリビダッケが79歳になる年)。

チェリビダッケミュンヘン・フィルの一連の録音は、とにかくテンポが遅い。

音楽の透明感、息の深さ、和声感覚などは、このコンビならでは。

ロシア系の指揮者のような「興奮」はないけど、「感銘」「感動」がある。

この演奏では、曲が終わってから拍手が起こるまでに、だいぶ間がある。

聴衆はチェリビダッケの世界に連れて行かれたんじゃないかな。

 

コーキ  放心状態だったのかな。

ミュンヘン・フィルの音色を活かした、美しい演奏だね。

そういえばチェリビダッケも、晩年は極端にテンポが遅くなったね。

 

チェリビダッケ指揮、ミュンヘン・フィル(1991年)のCDジャケット。

 

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