新刊『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」』が、今週末から発売されます。
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https://www.amazon.co.jp/dp/4495541307
今回はこの本の「はじめに」から、少し紹介します。
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「意思決定」というのは、ちょっと謎めいた言葉ではないでしょうか。
ビジネスやマネジメントにたずさわる人なら、必ず耳にはするでしょう。「組織」や「戦略」に匹敵する、経営のキーワードです。ところが日常ではあまりつかわれず、意味をつかみにくい言葉でもあります。
この本を読むうちに、だんだんと全貌が見えてくると思いますが、簡単にいえば「意思決定」は「決める」ことです。
仕事でもプライベートでも、私たちは日々さまざまな判断をします。何かが起きて「どうしよう」と考え、「こうしよう」と決める。これが「意思決定」です。
もちろん、ただ決めればよいということではなく、「賢い判断」「正しい選択」が求められます。そのためには、多くの経験から学び、実践的なセンスを磨くのも大切でしょう。それと同時に、この本で紹介するような知識も、きっと役に立つでしょう。
私たちの人生は、決定の連続です。思考や判断のセンスを磨いて、賢い選択を重ねれば、よい人生になるでしょう。この本で、そのお手伝いができればと思います。
私はかれこれ25年ほど、防衛大学校で「意思決定」を教えています。
学生たちは「学生隊」という組織のなかで、リーダー(管理職)の役割を与えられ、「学生舎」(学生寮)で次々と起こる問題の解決にあたります。
ビジネス・パーソンと同じように、担当する仕事について、判断を繰り返す日々なのです。
彼らはやがて自衛隊のリーダーとして、ときには過酷な状況で、難しい決断をするでしょう。
たとえば、救助の現場で被災者が見えたら、救いたいと思うのは当然でしょう。しかし、悪条件のなかで無理をすれば、二次災害をまねくかもしれません。状況によっては、活動を休止する勇気も必要でしょう。
(この本の執筆時点で)ウクライナの防衛隊が直面しているような状況になれば、反撃するのか退くのか、部隊の配置や運用をどうするか、さまざまな判断をせまられるでしょう。刻々と変わる状況のなかで、プレッシャーに耐え、時機を逃さず、的確な決定を重ねなければなりません。
そういう、未来のリーダーたちとの交流から生まれた講義ノートが、この本の原型になりました。彼らが興味をもってくれたトピックス、彼らの琴線にふれた言葉を思い起こしながら、わかりやすく読者にお伝えできればと思います。
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「宣伝会議」さまの実践講座に登壇しました。
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◆ 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」にノミネートされました。
◆ ライザップの瀬戸健社長が、『週刊文春』で書評をお書きくださいました(2021年10月28日号、p.121)。
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今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」【内容紹介】
◆ 「二子玉川 蔦屋家電」さまで、マーケティングの月間ランキング1位になりました(2022年5月、6月、9月)。
◆ 『日刊工業新聞』さまに書評が掲載されました(2022年2月7日)。
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今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」【内容紹介】
◆ 『PRESIDENT』2023年2.17号の「職場の心理学」のコーナーで、「絶対に失敗が許されない人の「意思決定力」養成法」と題した著者の記事が掲載されました(p.106-109)。
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