週末のCofee Breakです。
その翌朝、8:00に香港を出発して、9:00ごろダナン国際空港に到着。
香港とベトナムには1時間の時差があり、実際には2時間ほどのフライトです。
この日は大晦日で、ホイアンで「ランタン祭り」が開催される日でした。
それに合わせて旅程を組み、ホイアンに泊まることにしていました。
ダナン国際空港からホイアンへは30km弱、道が空いていればクルマで45分くらい。
タクシーだと、2017年当時は(ぼったくられなければ)片道2500円(50万VND)くらいだったと思います。
このときは事前にホテルへメールして、タクシーの手配を頼んでありました。
割高にはなりますが、早くて安心です。
到着ロビーで私の名前を掲げているドライバーさんを見つけて、そのままホイアンへ出発。
街へ出ると、クルマやバイクの群れが回遊魚のように、縦横無尽に駆けめぐっています。
沢木耕太郎さんは『一号線を北上せよ』で、ホーチミンのバイクについて、次のように書いています。
ホーチミンは表面的にはかなり無秩序に見える。その象徴的なものがオートバイだ。凄まじいばかりの数のオートバイがあらゆるところを走りまわっている。それは道路ばかりでなく、人の密集する市場の中にも及んでいる。どれほど買物客がいようと構うものではないという勢いで乗り入れてくるのだ。
そのせいなのか、通を歩いている人はほとんどいない。メイン・ストリートのひとつであるチャンフンダオ通りなど、歩いている人といえば、老人と子供を除くと外国人旅行者だけということも少なくない。私も数少ない「歩く人」のひとりだが、最初のうちは通りを渡るのもおっかなびっくりだった。大通りでも、横断歩道に信号がなく、あってもバイクは無視して突っ込んでくるので、どのタイミングで渡っていいかわからないのだ。バイクの流れが途切れるのを待って十分以上もまごまごしてしまったこともある。しかし、二、三日もすれば、ヴェトナム人と同じように、スイスイとまではいかなくても、そうビクビクしないで渡ることができるようになる。重要なのは、向こうが必ず避けてくれると信じ、同じペースで歩きつづけることだということがわかってくるのだ。危険なのは途中で止まってしまうことである。オートバイはこちらが歩いているという前提で避けようとするので、不意に止まってしまうと事故につながりかねないのだ。しかし、それがわかっていても、最初のうちはオートバイが走ってくる中を平然と歩きつづけるというのがなかなかできなかった。
(沢木耕太郎『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』講談社文庫2006年、p.49-50)
私も「アジア旅行・夏」のダナンで、沢木さんと同じような経験をしました。
要領がわからず、危うく轢かれそうになって、通りがかりのベトナム人に「おいおい、大丈夫かい?」という感じの顔で笑われたのも、今では懐かしい思い出です。
ホイアンに着いて、ホテルにチェック・イン。
トゥボン川の南側に沿う「グエン・フック・チュー通り」(Nguyễn Phúc Chu)の「ロング・ライフ・リバーサイド・ホテル」(Long Life Riverside Hotel)に泊まりました。
グエン・フック・チュー通り。
写真の中央が「ロング・ライフ・リバーサイド・ホテル」。
グエン・フック・チュー通り、ホテルから20mほど東のあたり。
ホテルの中。
ホテルの制服は、鮮やかなアオザイでした。
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