週末のCofee Breakです。
ホイアンへのツアーを終えて、解散場所のプルマンからホテルまで歩きました。
プルマンから100mほど北にある「Guns N' Roses」というパブ。
ミーケー・ビーチ沿いの夜景とも、今宵でお別れ。
翌朝、ホテルをチェックアウトして、バンコクへ飛びました。
『深夜特急』の旅で、沢木耕太郎さんは香港・マカオの次に、バンコクへ立ち寄っています。
沢木さんは、次のように書いています。
私はバンコクという街をこんなふうに想像していた。静かな通りを、穏やかな顔をした人人がゆっくりと往きかっている。陽差しは強いが、木蔭に入れば涼しく、街路樹の根元では物売りが腰を下ろして休んでいる……。ところが、街に出てみて、それがとんでもない誤解だったということを思い知らされた。バンコクも、当然のことながら、現代の都市だったのだ。
とりわけ意外だったのはその騒音である。バンコクは東京や香港以上にけたたましい街だった。オートバイはマフラーをつけずに走り廻り、サムロと呼ばれるミゼット型のタクシーは爆音のような凄まじい音を残して発進し、バスはバスで絶え間なく警笛を鳴らしている。騒音を逃れてメナム河に出ても、やはりそこにはオートバイのエンジンを搭載したサンパンが、モーターボート顔負けの音を立てて疾走しているのだ。
(沢木耕太郎著『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』新潮文庫、2020年、第四章)
沢木さんも「メナム河」と書いていますが、私が子供のころ「チャオプラヤー川」は「メナム川」と呼ばれていました。
タイ語では「メナム・チャオプラヤー」と言うようで、本当は「チャオプラヤー」が川の名前、「メナム」は「川」という意味だそうです。
バンコクではチャオプラヤー川のことを単に「メナム」と言うようで、そこから「メナム」が川の名前だと誤解されたのかもしれません。
沢木さんがバンコクのどこに滞在したのか、はっきりしたことはわかりません。
『深夜特急』で書かれているのは、「チュラロンコーン大学」からそう遠くない「シープヤ通り」にあるということくらいです。
チュラロンコン大学の南西にあるシープラヤ通りのことかもしれません。
私はチュラロンコン大学のすぐ北にある「サイアム」に宿をとりました。
その界隈は今では「バンコクの原宿」といわれるそうです。
右側はBTS(高架鉄道)のサイアム駅、左側は「サイアム・パラゴン」という商業施設。
「サイアム・センター」という商業施設。
たしかに原宿のような、若者の街です。
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