(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(8)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

コーキ  ロシアの指揮者といえば、ロジェストヴェンスキー(Gennady Rozhdestvensky、1931~2018年)も外せないね。

ソヴィエト国立放送管弦楽団との「チャイ5」(1972年)は線が太く、重戦車の轟音をイメージさせる爆発的な演奏。

 

アサリ  彼は爆演系の指揮者として名高く、「ロジェヴェン」と呼ばれているね。

チャイコフスキーの4番や、この5番は彼に合いそうで、活き活きと指揮をする姿が目に浮かぶ。

でもロジェストヴェンスキーの「チャイ5」なら、BBC交響楽団とのライヴ録音(1978年、フランダース音楽祭)のほうが燃焼度は高いと思う。

私はそちらのほうが好き。

 

ロジェストヴェンスキー指揮、ソヴィエト国立交響楽団(1972年)のCD裏ジャケット。

 

コーキ  あとは、ムラヴィンスキーの後を継いだテミルカーノフ(1938~2023年)が、サンクト・ペテルブルク・フィル(旧レニングラード・フィル)を指揮した録音(1992年)。

ロシアの指揮者やオケに共通する特徴だけど、激しくぶつけるような、ぶっきらぼうな鳴らし方。

大づくりで、爆発力があり、打楽器のインパクトが強い。

立派な演奏だけど、どうしてもムラヴィンスキーと比べてしまう。

 

アサリ  テミルカーノフも悪くはないけど、かつてのレニングラード・フィルの完璧なアンサンブルはどこへ行ったのかな。

優秀な音楽家が他国へ渡ったりで、ロシアのオーケストラはこの頃に暗黒時代を迎えたのかもしれない。

 

テミルカーノフ指揮、サンクト・ペテルブルク・フィル(1992年)のCD裏ジャケット。

 

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