北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
アサリ 「シェエラザード」の決定盤を3枚だけ選ぶとしたら、まずはロストロポーヴィチのパリ管弦楽団(1974年)と、ストコフスキーのロンドン交響楽団(1964年)かな。
もうひとつは近年のデジタル録音から、ゲルギエフのキーロフ歌劇場管弦楽団(2001年)。
コーキ アサリは濃いめの表現が好きみたいだね。
私は、カラヤンのベルリン・フィル(1967年)、コンドラシンのコンセルトヘボウ管弦楽団(1979年)、フェドセーエフのモスクワ放送交響楽団(1994年)かな。
最後に、クラシック音楽のファンや、評論家の意見も見ておこうか。
ここでは、レコード芸術編『リーダーズ・チョイス 私の愛聴盤 読者が選ぶ名曲名盤100』(音楽之友社、2000年、p.145)から引用。
コーキ 一般投票では、デュトワ(Charles Dutoit、1936年~)がダントツの1位なんだね。
彼はスイスの出身で、同郷のアンセルメと交流があったらしい。
オーケストラを鍛え上げる手腕には定評があり、N響もデュトワが常任指揮者になって、だいぶ音が変わったと思う。
演奏は現代的で、個人的な好みだけど、やや味わいに欠ける気もする。
3位のアンセルメと共通のレパートリーも多いけど、私はたいていアンセルメのほうが好き。
アサリ 個人的にはマタチッチが選ばれているのがうれしい。
日本には彼のファンが多いね(さすがに評論家のチョイスには入っていないけど・・・)。
ところで、次の曲はどうする?
コーキ ロシアつながりで、チャイコフスキーの「交響曲5番」なんてどう?
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