このところ「生成AI」が話題になっています。
とくに注目されたのは「ChatGPT」でしょう。
ただ、ごく普通の人にとっては「どこでどう始めるのかわからない」「高度な機能は有料」など、敷居の高いところもあり、とくに日本での利用率は伸び悩んでいるようです。（＊1、＊2）
私は、GPTなどを組み込んだ「Copilot in Windows」が、これからWindowsユーザーのあいだで急速に普及するのではないかと思います。（＊3）
Windows11の更新で、タスクバーに下記のアイコンが現れた人も多いでしょう。
これをクリックして質問を入力すると、10秒前後で答えが返ってきます。
たとえば「ヴェネツィアの絵を描いて」とCopilotに頼むと、下記の絵が出力されました。
ご覧のとおり、ヴェネツィアの雰囲気がよく表れています。
絵心がなくても、簡単にそれらしい絵やイラストをつくれる時代になったのです。
また、「上司に遅刻を謝罪するメールを書いて」と頼むと、下記の文案を出してくれました。
＊＊＊＊＊
上司に遅刻を謝罪するメールを書く場合、以下のような例文が参考になるかもしれません。
件名：遅刻のお詫びとご報告
〇〇部長 おはようございます。△△です。
本日、〇〇線で人身事故が発生し、電車が運休しております。
現在、〇〇駅にてバスに乗り換えておりますが、到着予定時刻は9時30分頃となります。
朝礼や業務に支障をきたしてしまい、誠に申し訳ございません。
遅刻の理由は交通事故とはいえ、私の時間管理の甘さが原因であり、自分自身にも非があると深く反省しております。
今後は、余裕を持って出勤するように心がけます。 取り急ぎ、お詫びとご報告を申し上げます。
営業部\u3000△△
＊＊＊＊＊
ふつうの人が急いで書くより、優秀な文案かもしれません。
出てきた答えに対して、「○○を△△して」のように追加の指示を出して、自分のイメージに合うように修正していくこともできます。
AIの回答をベースに、ところどころ自分で直してもよいでしょう。
ちょっとしたレポートの草稿や、メールの文案は、AIが一瞬でつくってくれるようになったのです。
今のところ無料ですし、ほかのWindowsアプリと同じように、ワン・クリックで起動できます。
この便利さが知られてくれば、誰もが日常的に使うようになるでしょう。
＊1 DIAMOND online「ChatGPTはオワコン？導入企業での社員利用率は1割程度、使いこなせれば大アドバンテージ！」2023年10月6日
＊2 ITmedia ビジネス ONLiNE「企業のChatGPT利用率 米国51％、日本7％ 要因は？」2023年06月24日
＊3
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