北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。
* FMりべーる「クラシックにくびったけ」
https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/
https://clatake837.amebaownd.com/
コーキ 極上に美しいのが、チョン・ミョンフン(Myung-Whun Chung、1953年~)指揮のパリ・バスティーユ管弦楽団(1992年、ミョンフンが39歳になる年)。
チョン・ミョンフンは韓国の出身で、「チョン」(鄭)のほうが名字。
彼の姉は、名ヴァイオリニストのチョン・キョンファ。
「パリ・バスティーユ管弦楽団」というのは聴き慣れないけど、もともとは「パリ・オペラ座管弦楽団」として有名なオーケストラ。
19世紀からオペラ・ガルニエ(シャルル・ガルニエが設計し、19世紀に完成したオペラ座)で活動し、1971年にオペラ・コミーク管弦楽団と合併した。
オペラ・ガルニエは、ミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台としても有名。
1990年のバスティーユ・オペラの開場とともに、オーケストラの名前も変わったのかな。
オペラ・ガルニエには行ったことがあるけど、ため息の出るような美しい建築だよ。
新しいオペラ・バスティーユは、クールな現代建築。
演奏のほうは、オケの音色がとても魅力的。
繊細で緻密、優雅でしなやかなアンサンブル。
フランスらしい音色といえば、かつてのパリ音楽院管弦楽団やオペラ・コミークが思い浮かぶけど、現存で最もフランスの薫りがするのは、このオケだと思う。
ヴァイオリン・ソロはコンマスのラロク(Frederic Laroque、1964~)
アサリ チョンは韓国を代表する世界的な指揮者だね。
来日も多いし、そのうち生で聴きたいな。
オペラ・バスティーユは、パリ・オペラ座の公演会場のひとつで、ミッテラン大統領の尽力で建てられた。
その初代音楽監督に抜擢されたのがチョンだけど、卓越した実績にもかかわらず、政治的な理由から5年で解任されてしまった。
この「シェエラザード」もそうだけど、彼が在任中に録音したベルリオーズの「幻想交響曲」、メシアンの「トゥーランガリア交響曲」、ビゼーの管弦楽曲集やオペラなどは、どれも本当にすばらしいよ。
チョン・ミョンフン指揮、パリ・バスティーユ管弦楽団(1992年)のCD裏ジャケット。
⇒ ブログの概要(トップ・ページ)はこちら。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「宣伝会議」さまの実践講座に登壇しました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ 「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」にノミネートされました。
◆ ライザップの瀬戸健社長が、『週刊文春』で書評をお書きくださいました(2021年10月28日号、p.121)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」【内容紹介】
◆ 「二子玉川 蔦屋家電」さまで、マーケティングの月間ランキング1位になりました(2022年5月、6月、9月)。
◆ 『日刊工業新聞』さまに書評が掲載されました(2022年2月7日)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」【内容紹介】
◆ 『PRESIDENT』2023年2.17号の「職場の心理学」のコーナーで、「絶対に失敗が許されない人の「意思決定力」養成法」と題した著者の記事が掲載されました(p.106-109)。
単行本、聴く本(オーディオブック、Audible)、電子書籍(Kindle、Kobo、Kinoppy、honto、Doly)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆