(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:ドヴォルザーク「交響曲9番」(9)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。

*  FMりべーる「クラシックにくびったけ」

https://fm837.com/program/classic-ni-kubittake/

https://clatake837.amebaownd.com/

 

コーキ  今度は私の印象に残っている録音を、指揮者の年代(生年)順に挙げていこうか。

モノラル録音では、トスカニーニ(Arturo Toscanini、1867~1957年)のNBC交響楽団(1953年)が鮮烈。

彼らしく、固く張りのある音、劇的な激しい表現。

テンポは速く、緊迫感がある。

 

アサリ  たしかにトスカニーニらしく、贅肉のない引き締まった演奏だね。

前出のセル盤と比較すると面白い。

相変わらずデッドな録音で、それも緊張感につながっている。

 

トスカニーニ指揮NBC交響楽団(1953年)のLPジャケット。

 

コーキ  ベームKarl Bohm、1894~1981年)のウィーン・フィル盤(1978年)も、忘れがたい。

言わずと知れた、往年の名コンビ。

古きよきウィーンを思わせる冒頭のチェロを聴いた瞬間に、名演の予感がする。

ベームらしい質実剛健さと、堅固な構築感。

あのウィーン・フィルを鳴らし切って、音色は瑞々しく美しい。

ドヴォルザークらしいかはともかく、完成された名盤には違いない。

 

アサリ  ベームといえば、ドイツ音楽のイメージがあるね。

ウィーン・フィルベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデンドレスデン国立歌劇場管弦楽団)など、ドイツやオーストリアで活躍した。

私はベームロンドン交響楽団を指揮したチャイコフスキーに違和感をもっていたので、ドヴォルザークも不安だったけど、杞憂に終わった。

彼の「新世界」交響曲は、懐かしさを感じる演奏でありながら、録音は鮮明でいい。

 

ベーム指揮ウィーン・フィル(1978年)のCD裏ジャケット。

 

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