(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

経営学の名著を読む バーナード『経営者の役割』(4)

Chester Irving Barnard, The Functions of the Executive, Harvard University Press, 1938, 1968 (30th anniversary ed.).

 

基本的な組織の規模

The basic organization…is usually quite small—from two to fifteen or twenty persons and probably not having an average of more than ten.(p.105)

(基本的な組織は・・・・・・ふつうかなり小さく(2人~15人か20人)、おそらく平均10人以下である)

 

バーナードは、「基本的な組織」(basic organization)の規模は、平均で10人弱だと言います。

これは、バスケットボールやバレーボール、野球やサッカーといったチーム競技の人数と一致しています。

メンバーがお互いにほかのメンバーの動きを見て、あうんの呼吸で協調するには、これくらいの人数が適当なのでしょう。

 

複雑な組織ができる理由

The clue to the structural requirements of large complex organizations lies in the reason for the limitations of the size of simple organizations. The limitations are inherent in the necessities of intercommunication. (p.105-106)

(大きく複雑な組織の、構造的な必要性の手がかりは、基本的な組織の規模の限界にある。こうした限界は、コミュニケーションの必要性から必然的に生まれる)

 

メンバーどうしが緊密に協力できる限界が10人だとすれば、メンバーが10人を超えるあたりで、組織をいくつかの部署へ分割しなければなりません。

こうして、10人の係員からなる係ができ、やがて10人の係長を束ねる課ができ、さらに10人の課長を束ねる部ができ、というように、組織が大きくなるにしたがって、ヒエラルキーの構造ができていくことになります。

 

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