私は(学術書・教科書の共著は6冊ほど書いていましたが)2021年に初めて、一般向けの本を単著で出しました。
最初は勝手がわからず、出版社を見つけるのに苦労しました。
これから著者になろうとする人の参考になるかもしれないので、本の出し方について書いておこうと思います。
出版社は基本的に、採算がとれそうなら本を出してくれると思います。
たとえば大学の先生で「学生数が多く、教科書として毎年1000冊は売れます」ということなら、その手の本をあつかう出版社に企画を持ち込めば、たぶん出してくれそうな気がします。
よく数人以上の先生で分担執筆している教科書がありますが、これは著者たちがそれぞれの学生に売って、販売部数を増やすという意味もあるのかもしれません。
学術書なら、「著者が100万円単位の助成金をとってきて出版費用にあてる」「著者が自腹で100万円単位の費用を負担する」「必ず売れそうな部数から逆算し、値段を高くして採算をとる」ということもあります。
著者がすべての費用を負担して本をつくる「自費出版」という方法もあるようです。
これから書くのは、そうした形ではなく、ふつうの書店に並ぶ「商業出版」の本、「市場経済で勝負する商品」としての本の話です。
よく「出版社に原稿を持ち込む」といいますが、どこへ持っていけばよいのでしょうか。
出版社によっては、ウェブサイトで原稿や企画の持ち込みを募集しています。
「企画 原稿 持ち込み 募集」のようなキーワードでウェブ検索をすれば、有名な出版社もいくつか出てくるはずです。
友人や知人を介して、有名な出版社や編集者を紹介してもらうという手もあります。
私もそういうやり方をいくつか試しましたが、あえなく全滅でした。
そうした手法で企画・原稿を採用してもらえる確率は、とても低いようです。
(次回に続きます)
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