週末のCofee Breakです。
「重慶大厦」からネイザン・ロードを南へ100mほど歩くと、『深夜特急』にも出てくる「ペニンシュラ・ホテル」があります。
写真奥の高層ビルは1994年に増築された新館だと思いますが、手前の建物は、沢木さんが訪れた頃からあったはずです。
沢木さんは『深夜特急』で、次のように書いています。
ネイザン・ロードを歩いていると、微かに潮の香りがしてきた。海が近いらしい。しばらく行くと、右手にその界隈には珍しい重厚な造りの建物が見えてきた。正面に廻って眺めると、それはどうやらホテルらしく、玄関口にはロールスロイスが何台も停まり、ポーターたちが大きなトランクやバッグを懸命に運び出していた。建物の壁にさりげなく名が出ている。
《THE PENINSULA》
これが有名なペニンシュラ・ホテルなのか、と私は嬉しくなった。イギリス王室の定宿というばかりでなく、世界の知名人を顧客として持っており、たとえばピーター・オトゥールが『ロード・ジム』を撮るため香港を訪れた際に泊まったのがペニンシュラだった、などという文章をどこかで読んだ記憶があった。
(沢木耕太郎著『深夜特急1 香港・マカオ【増補新版】』新潮社、2020年、第二章 黄金宮殿香港)
ペニンシュラから「梳士巴利道」を西へ5分ほど歩くと、「スター・フェリー」の乗り場があります。
その少し手前にある、「尖沙咀鐘楼」。
かつて「九広鉄路」の終点だった「尖沙咀駅」の名残として、保存されたものだそうです。
『深夜特急』では、沢木さんが九広鉄路に乗り、中国との国境まで出かける場面があります。
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