(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

ライフハック(2) 紙の本か、Kindle版か

私は仕事柄、本を読んで、メモをとることがよくあります。


30年くらい前には、まだPCも普及しておらず、図書館を行き来して重い本を運んだり、それをコピーをしたり、手書きで読書メモをつくったりと、なかなか大変な作業でした。
それにくらべると、今はスマートフォンや便利なアプリのおかげで、作業効率は飛躍的に上がりました。

 

まず読書ですが、最近の新刊は、紙の本と同時に(あるいは少し遅れて)、Kindle版(Amazon電子書籍)も発売されることが多くなりました。
好みや価値観の問題で、今でも紙の本が好きだという人も多いでしょう。
私自身、紙の本への愛着は捨てがたいものがあります。

 

ただ、利便性についていえば、Kindle版には多くの利点があります。
スマートフォンで読めますから、いつでもどこでも、ちょっとした時間があれば、本を開くことができます。
紙の本のようにかさばることもなく、スマートフォンに何百冊も入れて、持ち歩くことができます。
本の置き場所に困ることもありません。
どこまで読んだかはクラウド(インターネット側)で記録されるので、家に帰ったら、PCやタブレット端末で続きを読むこともできます。
本を汚さずに、マーカーを引くこともできます。
多くの人がマーカーを引いた箇所を表示して、参考にすることもできます。
本の中身をキーワード検索して、目的の箇所を探すこともできます。

 

スマートフォンだと、寝っ転がったり、楽な姿勢で本を読めるということもあります。

そうすれば疲れずに長時間の読書ができますし、身体のエネルギーを脳に集中させることもできます。

 

簡単な思考なら、身体を動かしながらでもできます。

しかし、脳に負荷のかかる難しい問題は、楽な姿勢でなければ考えられません。

心理学者のカーネマン(Daniel Kahneman、2002年にノーベル経済学賞)は、次のように書いています。

 

友人と気持ちよく歩いている最中に、23×78を暗算ですぐにやってほしい、と頼んでみればよい。気の毒な友人はたぶんその場に立ち止まってしまうだろう。私の経験から言うと、ぶらぶら歩きながら考えることはできるが、短期記憶に負荷をかけるような知的作業をすることはできない。時間に追われながら複雑な論拠を組み立てなければならないときは、私はじっとしていたいし、立っているより座っているほうがいい。

ダニエルカーネマン著、村井章子訳『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』(早川書房、2014年)、第3章

 

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