「ライフハック」という言葉があります。
「仕事や生活を、便利に効率化する技術」という意味でつかわれます。
私は20年以上、共働きで家事・育児と仕事に追われる生活を送ったので、「時間管理」をはじめとするライフハックには、大きな関心をもってきました。
「ライフハック」と呼ばれるようになったのは2004年ごろからのようですが、それ以前から、そういう技術について書かれた本はあります。
古典的なのは、文化人類学者・梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』(岩波新書、1969年)や、言語学者・外山滋比古さんの『思考の整理学』(筑摩書房、1983年)でしょう。
情報を集め、整理し、まとめる技術について書かれています。
経済学者・野口悠紀雄さんの『「超整理法」』(中公新書、1993年)も有名です。
そうした著作はいま読んでも面白いのですが、インターネットが普及する以前に書かれたので、現在ではあまり役に立たなくなった内容もあります。
今回からのシリーズでは、スマートフォンや便利なアプリの活用も含め、いま現在のライフハックについて考えようと思います。
次回は、「読書メモのとりかた」について。
**********
2022年10月発売の最新刊!!
知的な好奇心を、かきたてる
**********
2022年発売、好評増刷中!!
すらすら読めて、よくわかる
**********
2021年発売、好評増刷中!!
思考力を鍛える、ビジネス教養