(経営学者)佐藤 耕紀 のブログ

経営学の紹介 & Coffee Break(写真、紀行、音楽など)

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(3)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(27)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都、ホイアンの長い夜。 色とりどりのランタンを眺めて、お店からお店へ。 「66 Nguyen Thai Hoc」のあたり。 今度は、グエン・タイ・ホック通り(Nguyen Thai Hoc)を西へ歩きます。 「75 Nguyen Thai Hoc」のあたり。…

なぜ「老害」が起こる?(2)「イノベーションのジレンマ」

前回の「リープフロッグ」と同じようなことが、ビジネスの世界では「イノベーションのジレンマ」(innovator's dilemma)として知られます。 簡単にいえば、「旧い技術での成功者が、新しい技術への移行に乗り遅れて衰退する」ということです。 旧い技術で優…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(2)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(26)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都ホイアンの大晦日、ランタン祭りの長い夜。 多くのお店で、名物のランタンが売られています。 気軽に買えるお値段です(日本円にして数百円くらいから)。 「113 Tran Phu」のあたり。 美しいランタンに見惚れながら…

なぜ「老害」が起こる?(1)「リープフロッグ」

前回は、環境の変化が速くなり、古い知識はどんどん時代遅れになり(知識の陳腐化)、学び続けなければ生き残れない、大変な時代になったという話をしました。 最近「老害」という言葉をよく聞くようになりましたが、これは上の話と関係があるのかもしれませ…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:チャイコフスキー「交響曲5番」(1)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(25)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ベトナムの古都ホイアン、ランタン祭りの夜。 「日本橋」(来遠橋)のあたりから、チャン・フー(Tran Phu)通りを東へ歩きます。 「143 Tran Phu」まで歩くと、「ヴィン・フン・ホテル」(Vinh Hung 1 Heritage Hotel)がありまし…

「質問力」の時代?(2)プロンプト・エンジニアリング

前回の続きです。 これからは、誰もがAIというアシスタントを抱え、そのサポートを受けて仕事をするようになるでしょう。 管理職が部下を活用してきたように、これからは全員がAIを活用するのです。 AIから的確な情報を引き出すには、質問や指示の仕方を工夫…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(15)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(24)ホイアン

週末のCofee Breakです。 ランタン祭りの夜、ベトナムの古都・ホイアンを散策。 グエン・フック・チュー(Nguyen Phuc Chu)通りを、東へ戻ります。 夜の「Hoi An Cafe」(47 Nguyen Phuc Chu)。 夜の「Madam Kieu」(43 Nguyen Phuc Chu)。 「35 Nguyen P…

「質問力」の時代?(1)生成AIの衝撃

このところ「生成AI」が話題になっています。 とくに注目されたのは「ChatGPT」でしょう。 ただ、ごく普通の人にとっては「どこでどう始めるのかわからない」「高度な機能は有料」など、敷居の高いところもあり、とくに日本での利用率は伸び悩んでいるようで…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(14)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(23)ホイアン

週末のCofee Breakです。 世界遺産「ホイアン旧市街」の大晦日、ランタン祭りの夜。 ふたたびアン・ホイ橋を渡って、アン・ホイ島へ。 「35 Nguyen Phuc Chu」のあたり。 そのあたりから、北(対岸の旧市街)を見た眺め。 右手の黄色い建物は、日本人がよく…

できない人ほど自信過剰?(1)「ダニング・クルーガー効果」と「楽観バイアス」

心理学では「能力の低い人ほど、自己評価が高い」という現象が知られており、ダニング・クルーガー効果と呼ばれます。(*1) 心理学者の榎本博明先生は、次のようにまとめています。 ……心理学者のダニングとクルーガーは、いくつかの能力を測定するテストを…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(13)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(22)ホイアン

週末のCofee Breakです。 18:00を過ぎると、大晦日のホイアンは夕闇に包まれました。 ランタンに灯がともり、色とりどりの光が川面に滲みます。 「134 Nguyen Thai Hoc」のあたりから、南(対岸のアン・ホイ島)を見た眺め。 そのあたりから、西を見た眺め。…

お正月に読んだ本『怪獣人間の手懐け方』(読書メモ)

正月休みに『怪獣人間の手懐け方』という本を読みました。 カリスマ編集者・箕輪厚介さんの破天荒な仕事ぶりが描かれ、面白く参考になる本でした。 そのなかで、次のような話がありました。 田端信太郎は『ブランド人になれ!会社の奴隷解放宣言』で金魚鉢理…

書店探訪(24)旭川、札幌

故郷へ帰省して、旭川と札幌の書店を探訪しました。 (写真はいずれも、2024年1月の上旬です) JR旭川駅から歩いて2分ほど、「フィール旭川」の5階にある「ジュンク堂書店 旭川店」さま。 ビジネス書のコーナーで、「今さら経営学」「今さらマーケティング」…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(12)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(21)ホイアン

週末のCofee Breakです。 「グエン・フック・チュー通り」(Nguyen Phuc Chu)を、東へ戻ります。 「47 Nguyen Phuc Chu」にあった「Hoi An Cafe」というお店。 「43 Nguyen Phuc Chu」にあった「Madam Kieu」というレストラン。 「37 Nguyen Phuc Chu」のあ…

覚える必要のない時代?(2)これから必要なこと

今年も、どうぞよろしくお願いいたします。 (前回の続きですが)新年にあたって、これからの時代に必要なことを考えてみましょう。 インターネットの膨大な情報をAIが一瞬で要約するようになると、私たちは巨大な「外部記憶」を、ますます便利に使いこなす…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(11)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(20)ホイアン

週末のCofee Breakです。 トゥボン川の北岸「ホイアン旧市街」から、「アン・ホイ橋」を渡って「アン・ホイ島」へ。 アン・ホイ橋から、東を見た眺め。 向かって左岸に見える黄色い建物は、日本人のツアーでよく使われる「SAKURA」というレストラン。 2017年…

覚える必要のない時代?(1)「外部記憶」と「生成AI」

「やろうと思っていた用事を、うっかり忘れてしまった」という経験は誰にでもあるでしょう。 これは「記憶」(memory)ができないというより、記憶をタイムリーに思い出せない、「想起」(evoke)できないという問題でしょう。 人間の想起能力は貧弱なので、…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(10)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(19)ホイアン

週末のCofee Breakです。 トゥボン川の北岸にあるホイアン旧市街で最も賑わうのは、トゥボン川に沿った「バク・ダン通り」(Bach Dang)、その北側の「グエン・タイ・ホック通り」(Nguhen Thai Hoc)、さらに北側の「チャン・フー通り」(Tran Phu)のあた…

宣伝しない宣伝戦略? (3)「ツァイガルニク効果」

以前、「終わった課題は忘れ、やりかけの課題は気になる」という「ツァイガルニク効果」(1) (2)の話をしました。 「内容を事前に一切明かさない」という宣伝手法がうまくいく背景には、ツァイガルニク効果もあるのかもしれません。 私たちの記憶力(memo…

クラシック音楽の名曲・名盤を語る:リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」(9)

北海道・旭川市でFM番組(*)のパーソナリティをつとめるアサリ(浅利 豪)と、経営学者のコーキ(佐藤 耕紀)によるクラシック音楽談義。2人は高校の同期で、かれこれ40年のつきあい。 * FMりべーる「クラシックにくびったけ」 https://fm837.com/program…

アジア旅行・冬(18)ホイアン

週末のCofee Breakです。 「関公廟」のすぐ南には「ホイアン市場」があります。 沢木耕太郎さんは『一号線を北上せよ』の旅で、2002年にここを訪れています。 そこからさらに歩いていくと市場があった。まだ六時過ぎだというのに、その界隈は活気に満ちてい…